〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

成人T細胞白血病リンパ腫について 1

成人T細胞白血病リンパ腫、、ATLと略されるこの病気なのですが、、

とてもよく知っている方が、ある日突然に掛かってしまい、、(季節も丁度この頃あたりの春でした。)

その時から非常に関心をもち調べてきました。

 

 

近年では元宮城県知事の浅野史郎さん、

なんでも鑑定団の有名鑑定士である安河内眞美さん、

カープで活躍された元プロ野球選手の北別府学さんなどの著名な方々が移植を受けられた事で知られる病気で、、

 

現在も驚くほどに進行が早く予後の悪い病気とされています。

診断されてからの生存中央値も数ヶ月〜半年ほどだったりして、唖然としたのも昨日の事の様です。。

 

 

その方は70歳になる少し前に無事に骨髄バンクからの骨髄移植を受けることができ、今で診断から4年目、移植からは3年目(2年と数ヶ月経過しています。)を過ぎたあたりなので、、

 

一先ずは現在は安定し職場復帰も果たしていらっしゃるいまして、何とか、この調子でいけば治りかけているという感じでしょうか。

 

 

この病気は抗がん剤も強めなものを多種類いきなり使うので、、

身体の負担もある程度はあるのですが、これも個々人の体質や、病院ごとの気分の悪さ止めの対処の仕方(異なっています。)よって、その治療の命運はかなり左右されてしまいます。

 

 

つづく

あらゆる事が引き金となり得る アナフィラキシーの危険

親がヨード造影剤で突然アナフィラキシーショックが引き起こされて、いかにアナフィラキシーが青天の霹靂、、

急で恐ろしいものか知ることとなりました。汗

 

 

何の前触れもなく突然なるものらしく、、

 

最初は咳と、くしゃみの中間のような症状から始まり、溺れるような呼吸のしにくい苦しさから急激な血圧低下、そして意識が薄れる意識低下が生じ、、本当に死ぬところだった感じ、、

 

死んだんじゃないかと、怖くてすぐに電話に出れなかったです。

 

 

幸運にも発見が早かったお蔭と、病院の方々による適切で素早い機転と対応の為に、何とか無事に助かりましたが、対応が早くても無くなる事もあるみたいなので、運の要素も必要みたいで。

 

 

これは確率的には宝くじに当たるくらいに珍しいものみたいで、非常にレアだそう。5000〜10000人に一人くらいだったでしょうか。

 

でも誰もがある日、急になりうるので結局は他人事ではないのです。

 

そして基本はヨード系の造影剤しか現在は使われていない為、もう造影剤を使うことは二度とできず、、

CT画像によるガンなどの発見が遅れそうなのが今の心配かもしれません。

新世界のスナック俊さん

通天閣に続いている商店街から程なく天王寺動物園側に曲がった路地に面して存在するこのお店、スナック俊は、会員制であり「男性のみ」入店可のお店で、、

 

 

もう初めてお店に行ってから10数年ほどになると思うのですが、、(そのときは確かお店がオープンしてまだ5年くらいだったかと、、)

(考えてみると割と昔です、、)

 

様々な歌謡曲や歌を色々な方の歌唱から仕入れるのも兼ねて、時折通っています。

ニューミュージックやポップス、シャンソン、洋楽など、お客さんの世代ごとのカラオケ選曲は学ぶのにもってこいですね。^^

 

 

また、お通しの三種盛り合わせ?の御飯が揚げ物からお寿司まで多種多様であり毎回のコダワリ?もあり、美味しくて非常に人気のあるお店。

そのため中々、入れない様です。

 

意外と心遣いが自然に現れてしまうトイレにも、繊細で細やかな気遣いがあり、とても綺麗にされています。温もりのある安心感。

 

 

そして何とか空席ができ滑り込めると、、

 

そのお元気にテキパキとした店主の、、

あの実力派俳優の小林薫氏並みに味のある外見にして寡黙で直向きに働かれていらっしゃるお姿に、静かに感銘を受けます。

 

 

割と賑やかな店内な事が多いので、落ち着いて会話するというよりは、、

友人と連れだって盛り上がりたい場合や、気持ちが冴えない時や沈んでる時、、等には、特に持ってこいと言えるかも知れません。^^

 

 

 

北海道との縁ができる そしてゴールデンカムイ

いま話題沸騰中のゴールデンカムイを読み始めた事と、あっアニメ版も深夜はチェックしてみてました。

 

(その野田サトル氏が存分に描く幕末から明治を生きる登場人物の掘り下げられた非常に個性溢れる画力の魅力に感銘を受けました。色々と下的なコメディやブラックコメディタッチさ、また危険な描写も青年漫画らしく含まれてもいます笑)

 

最近交流のある方が千歳のご出身な為に、、

ますます北海道への熱が強まってますね。

 

それまでは、この私のブログならではになるのでしょうが、、

ニシパ(正しい表記はニㇱパ)という単語が出てくる、、あのレトロ映画君の名は、、からの楽曲である織井茂子の黒百合の歌、伊藤久男イヨマンテの夜、、の方が馴染みが、、ある、、

 

 

あとアイヌ文化については中高生の頃に授業で少し学んだのを覚えているくらいで、(アイヌ語アイヌ特有の刺青の風習がある事や、長年に渡り差別されたとか無理に征服されて同化されたとか?苛烈なもの。そして金田一京助らの研究。)

 

ほぼ何も知りませんでしたが、これを機に興味が湧いてきました。

 

そして、、ららぽーと堺での北海道物産展での学びもありました。どれが美味いか教えてもらう。

 

初見だと見た目からでは味だけは本当に判断できない!どれも美味しそうです!、、が値が張っているッ!

 

帆立やニシンの乾物や北海道ビール🍺の良さを教えていただきました。^ ^

おつまみにも、この上なくピッタリ!

 

 

追記

キラウㇱ と門倉のやりとりは非常に明るくコメディタッチで華を添えています。笑

 

てかキラウシと調べた方が正式な表記のキラウㇱ

より検索がめちゃくちゃ多くなってる。

アイヌ語由来の小さな「シ」の表記が普通に出せないからでしょうかね。笑

ニㇱパのシも小さいシ!らしいです。

歌唱により更なる世界が拓けていく

さてさて、空白期間のあいだ、新たに出会う人ごとに目新しい歌を吸収していました。(^^)

 

 

橋幸夫アンド吉永小百合のデュエット曲、若い東京の屋根の下、そこは青い空だった、、

 

美空ひばり 長崎の蝶々さん、ひばりのマドロスさん、江利チエミのチエミの花売り娘など、、

もう知る方も少なくなってきた歌の数々、、

 

 

などなど時には歌う修行として、周りへの披露を通しながら、、

 

今の動きは語り部??となるべくレトロ歌謡と歌唱法を学ぶ武者修行の日々、、(やや大袈裟です、はい。笑)

 

 

 

歌の世界をできるだけそのままにして、、それでいて極力モノマネとならない様に伝えると共に、歌うことで歌の世界を再確認していく作業は本当に難しいと知りましたが悦びもたくさん!!

 

 

 

やはり過去の時代の空気感の一部?と言いましょうか??

 

それを身をもって理解するには歌ってみないとおそらく駄目ですし、、

 

その時代を実際に生きた人に私の歌の解釈がどの程度正しいのかも確かめていく経験にもつながり、楽しいです。

 

やはり歌はお金の為や賞賛を受ける為ではなくて周りを楽しませて、それと同時に自身も楽しむのが一番だなあという、、それが楽で疲れないのです、、

 

至極当然な結論に落とし込めて、それはそれでよかったのでした。^^

 

 

 

 

 

 

アニソンとの出会い〜OVA

最近、90年代のOVAにとても詳しい方との出逢いがあり、更なる音楽の広がりを感じることができました。そして、その世界観のそれぞれの多様性も。



私は兄の影響でOVA系のアニソンもチラホラと聞いていた方なので、その中でもビデオ版の全ての万能文化猫娘のテーマなどは完成度が高くてギリギリ守備範囲に入っていた程度なのですが、、(声優の林原めぐみ氏の歌の上手さもあり)

OVAの映像による描写の美しさに加えてテーマ曲の洒落た雰囲気や味わい深さを再確認できました。

(その万能文化猫娘も笑いあり、涙ありの楽しいドタバタなコメディ色も強い青年向け??な作品なのですが、映像も音楽もグッとくる程に秀逸です。)




そして詳しい方はアニメとアニソンのダブルで思い入れが深いので、新しい世界が開けたので、これから静かなる闘い、、OVAの学習が始まりそうです。笑(^.^)



だれかおススメのOVA(マイナー作品含む)教えてくださる方も、もし いらしたら、お気軽に宜しくお願いいたします!(^。^)


奥村チヨ 2 〜あなたがいなくても〜いつまでも〜あゝ結婚〜ごめんネ...ジロー〜

奥村チヨさんは大ヒットした恋三部作の艶やかなイメージが非常に強い方なのですが、、


デビュー初期はロマンティックで、それでいて、またまだ比較的 正直な歌唱であり、、

その中においても類い稀で豊かな表現力が溢れています。^^



淡くシットリと優しく、そして暖かい煌びやかな明るさが、、

恋の追憶の哀愁をそっと包んでいく、、お洒落な曲とサウンドが耳心地の素晴らしい「あなたがいなくても」




当時の洋楽風の洗練されたサウンドであり、、

柔らかな優しい情緒で、二人の止めどない幸せをパワフルかつロマンティックに、そして高らかに、、驚くべき歌唱力を甘い艶を漂わせながら駆使して歌う「あゝ結婚



シャンソンの華麗なサウンドに、豊かな感情を味わい深く含ませた音色の声を、甘く豊かに響き渡らせた「いつまでも」





1965年のスイスの歌手である Anita Traversi による「September Moon」のカバー曲で、、

原曲はB面曲ながら壮大な別れの叙情の雰囲気をメジャー調に力強く表した「セプテンバー・ムーン」



Sylvie Vartan (当時流行っていたフランスの歌手 シルビー ヴァルタン)による1964年の歌 Car Tu T'en Vas  のカバー曲で、、

淡い幻想的なムーディーさが、静かに甘美に流れていくバラードの「私を愛して」





密やかに胸に留めていた愛を、、艶美で華麗な溜息の様な歌唱と、、幻想的な甘々なサウンドに包み隠さずバラードで緩やかなに描き出した「ごめんネ...ジロー」



などなど、初期の奥村チヨさんは、非常に高い正統派で叙情性の漂う歌唱力と 十二分な声量を余すことなく、前面に押し出していて、、


また まとわりつく様な艶やかな溜息?吐息の様な歌唱も徐々に、自然さを持ちながら身につけつつ、、



例えて言うならば、後々のお色気歌謡?とも言える大ブレイク曲が用意され、余裕で歌いこなされていく事に繋がる 、、


その下準備となる時期とも言えそうです。^^

中村晃子 2 〜霧情〜太陽に恋をして〜私はマジョリーナ〜なげきの真珠〜ローマの灯〜涙の森の物語

中村晃子さんは女優としての活動から本格的に歌手へと移られた方で、、

初期の頃は曲調に当時のヒット洋楽の影響がしっかり見られ、、


そして、その後にグループ サウンズ調に移行してから特に爆発的にヒットを飛ばして、人気歌手の地位を確立していきます。^^




ボサノヴァ風のシットリとした情緒での、、別れの物悲しさが、とても情感豊かな「霧情」




軽快な打楽器のリズムがノリがよく、、

コミカルさのあるアップテンポなサウンドであり、魔女を題材とした歌詞もユーモラスで、曲調には淡い哀愁の漂う「私はマジョリーナ






熱く燃え上がる相手への止められない情熱の高まりを、パンチのある歌唱で激しく艶やかな色気とともに歌唱された「太陽に恋をして」




GS(彼女の場合は一人GS グループ サウンズ とされます。)らしい派手な器楽サウンドでの、スリリングな激しさに悲しみと哀感の情緒のある「なげきの真珠」




メルヘンチックな歌詞ながら、、パワフルで高らかなパンチのある、、

恋に走る謎めいた緊迫感と疾走感のアップテンポさに、、

甘えた色気の漂う歌唱ながら、どこかヤサグレ感の漂うGSサウンドの「涙の森の物語」




静かで落ち着いている大人のミステリアスなピアノサウンドから激しい曲調に移り、、

ローマに去りゆく相手への未練の嘆きが爆発していき、、再びピアノサウンドの優しさが胸に迫りくる「ローマの灯」(ともしび)




ユーモラスなギャグ風の面白い歌詞の始まりから、、

引き止めようとしても相手が逃げていく哀愁の辛さを、、

そっと哀しみ漂うアップテンポな哀感の情緒から、徐々に激しく高揚していく高らかな歌唱で包み込む「うんと愛して」



などなど、ドスとパンチの利いた、その まとわりつく様な艶のある歌唱は、その伸びやかな歌唱力も手伝って、、


独自の個性的でムーディーな世界観を作りあげていきます。^^


ガロ(GARO) フォーク 2 〜姫鏡台〜二人だけの昼下り〜僕はしなないだろう〜憶えているかい

ガロ(GARO)は60年代〜70年代の洋楽カントリーのイメージ、世界観を見事に忠実に再現、踏襲しているフォーク グループだと感じます。


メンバーのマークこと堀内護さん、同じくメンバーのトミーこと日高富明さん、、

そして村山邦彦さん、すぎやまこういちさん による作曲が多く、メロディの美しさと、三人のコーラスにピッタリとハマるバランスの良さは群をぬいています。^^



晴れやかで爽快なメロディに、明るく高らかな若々しい歌唱が、清々しく優しく響くフォークらしいながらも、、

とても現代的な匂いもする「一人で行くさ」




優しいセンチメンタルさと、淡い暖かさが情緒的なサウンドに映えていく「涙はいらない」




ヒッピー時代の余波らしく、軽快で溌剌とした楽しく弾むサウンドが楽しい「明日になれば」



フォークらしい淡々としたサウンドに、、

トミーこと日高富明さんの、郷ひろみ さんの様な甘えたな声質の歌唱での、当てなく街を歩く事、そして風景を、、

どこか暖かに情緒的に爽快、かつ壮大さを滲ませ描いた「散歩」




軽快で華やかなサウンドから、緩やかな哀愁漂う曲調に流れる様に趣の余韻を残し移っていき、、コーラスのハーモニーが見事に交差して美しい「二人だけの昼下り」




トミーさんが主のボーカルとして活躍されたシングルA面曲で、、


アップテンポな淡い愁いの始まりから、パワフルでドラマティックな緊迫した展開と歌唱、、

そして締めのサウンドに不思議な別れの余韻が 静かに そっと残された「一枚の楽譜」




繊細でロマンティックな優しいメロディに、細やかな哀愁の甘美さが映えた「憶えているかい」




二人の虚しい関係性からの別離に、何故か沸き起こる哀しみ、後悔の嘆きを、、

穏やかな優しさで映し出していく、、甘く切ない情緒が、胸に迫り情感的に流れ、余韻の後半部のサウンド展開も胸に沁み入る「姫鏡台」




マークさんによる歌唱で、、

どん底の苦しみや辛さも越えていける、、愛の想いを辿って、頼りに生きていける姿が、、静寂の暖かさに、シットリと包み込まれていく「僕はしなないだろう」




淡い情感が溢れ、晴れやかで清々しく駆けていく様な、、若々しく楽しいひと時の幸せを、穏やかに語りかける様にマークさんを中心に歌われた「ピクニック」



などなど、、

歌唱力のパワフルさで押し切るのとは かなり違う、、人情味のあるボーカルとコーラスの微妙な匙加減が、歌の優美さを細やかに支えています。^^

戦前〜戦後〜華々しい音楽の種類の多様化〜

1920年代〜1930年代前半頃の昭和初期の流行歌が黎明期の頃の音楽は、、

歌手の数も音楽の種類も割と少ないイメージで、、


大まかに言えば、基本は画一的な音楽(お決まりの構成の展開と進行)にクラシックまたは芸者さん風な発声の歌唱が並びがちなイメージです。


(とはいえ、伊藤久男さん、徳山璉さん、小林千代子さん、市丸さん、、など歌手の方々それぞれに歌の表現力の素質、声質においては大きな違いが存在しており、、

全く異なる趣と味わいは勿論、素晴らしいものです。^^)



クラシックやジャズ、ブルースの影響が、伝統的で日本的な楽器演奏とともにある民謡調よりも色濃く見られるものは、、

その時点で非常にモダンな印象を与える   (昭和初期の)流行歌と言えそうです。




そして戦時下直前から戦時下に入った辺りの1930年代中頃〜後半にはハワイアン風の異国情緒または国際色豊かな、、海外への楽しい憧れを掻き立てる明るいサウンドが現れてきて、、




戦後〜1950年代にはモダンから更に一歩進み、現代的な欧米の当時のヒットソング、(英米のロック、ジャズ、カンツォーネシャンソン含めて)流行歌(音楽)が原曲そのまま、またはカバーソングとして日本でもヒットしてポピュラーとなり、、



その影響化に日本の音楽(邦楽)も美しく洗練されていて、、

(戦前よりも情緒的で)お洒落なブルースに、ムード歌謡などが出始め、、その結果として日本調の伝統的なサウンドもありつつ、プラスアルファの華やかに多種多様なサウンド展開となり、、



歌唱者ごとの声の個性も華々しく劇的に増え始め、、それとともに音楽の世界が無限と言えそうな程に煌びやかさを帯び始めます。^^



現代の人にも戦後〜1950年代以降の歌は、何の問題もなく、自然とそのままに受け入れていける感じと言えましょう。^^

ガロ(GARO) フォーク 1 〜ロマンス〜たんぽぽ〜地球はメリーゴーランド〜美しすぎて〜水色の世界

松崎しげる さんと組まれたバンド 「ミルク」で知られているマークこと堀内護さん、トミーこと日高富明さん、、


と、その二人に合流した大野真澄さんとの三人組のフォーク グループで、、

割とシンプルで飾らないながら、人の心を捉えて離さない歌詞、、


そして甘く洒落たサウンドに似つかわしい、抑えた歌唱とコーラスは印象的で、、大変な人気を持ったフォーク グループでした。^^




やや淡々とした、サイモンとガーファンクルの様に、静かで幻想的なハーモニーの歌唱が、穏やかに、どこか暖かく続いていく「たんぽぽ」




爽やかで晴れ晴れとした、広大な広がりのある優しさが そっと包み込むように流れる「地球はメリーゴーランド」





美しく緩やかで、優しい幻想性の漂うメロディに、過ぎ去った日々、二人の愛の想い出がシットリと綴られていく「水色の世界」





当時の洋楽を強く意識した、洗練されて お洒落なインストルメンタルサウンドに、甘く穏やかな暖かさが情景とともに描き出されていく「美しすぎて」





儚いマイナー調の哀愁漂うサウンドに、どこか翳りのある追憶が、、


その前半の抑えたムーディーさの流れる歌唱から、、後半の高らかなコーラスへと至る歌唱において浮き彫りにされ、、


情緒豊かに 哀しみが、過去の後悔とともに強烈な印象で映し出された大ヒット曲「学生街の喫茶店




二人の別れと想い出の悲哀を描き、、

儚く淡い、また甘く物悲しい情緒のあるサウンドが優しく、繊細でロマンティックな余韻を残す「君の誕生日」




軽快な哀愁の、淡く暖かなサウンドに、この瞬間の二人の愛を憶えておこう、、と情感が細やかに綴られ歌われる「ロマンス」




などなど、ガロ(GARO)は洋楽を強く意識した、静かなミステリアスさを、派手さは抑えながらも、美しく耽美的に映し出す曲が非常に多い事に気付かされます。^^


コーラス歌唱と、サウンドにある、絶妙なバランスの良さが非常に耳心地がよく秀逸です。^^

尾崎紀世彦 3 〜帰郷〜自由であれば〜君と生きる〜愛のみに生きて

尾崎紀世彦さんの色気が ありつつ力強い歌唱は、かなり特徴的なもので、、


その渋くて深み、そして安定感があり、、(圧倒的な高音域と、聴かせる低音部において、共に余すことなく情緒豊かであり、卓越しています。)

更に声量をも無理なく自然に保つ歌唱力は、、


甘く味わいのある声質に裏打ちされています。^^



淡くロマンティックで穏やかなサウンドに、、失意の帰郷ながら、想い出の優しさの漂い流れていく「帰郷」



まだ見ぬ愛への憧れを壮大に優しく、洒落た男性的な浪漫を込めて、派手さは抑えながらも、そっと暖かな曲「夕やけの誓い」



女性目線の溢れる愛を、洋楽の洗練され広がりのある、そこはかとない静けさの漂う器楽サウンドで包む「あなたのすべてを」



高らかに爽やかに壮大に高まっていく愛の情熱を情感豊かにパワフルに歌いあげる「自由であれば」



ロマンティックな壮大さで、今の至上の二人の愛の姿をたから描き出した「君と生きる」



淡く優しい緩やかなバラードをシットリと、そっと華やかに美しく聴かせた名曲「愛のみに生きて」




優しく穏やかな、満ち足りた幸せで語り掛けるようなバラードが秀逸な「いとしの蒼いバラ」



シットリとした哀愁からの、、尾崎紀世彦さんらしい熱い趣で、、はち切れんばかりの情愛の叫びを情熱の愁いと共に、激しく高らかな「しのび逢い」



などなど、聞けば聞くほど、噛めば噛むほどに尾崎紀世彦さんの歌唱の素晴らしさを新しく新鮮に感じながら知ることができて、、

益々 虜になり、惹きつけられていきます。^^

柏原芳恵 5 〜何でもない何でもない〜坂道〜渚便り〜B面曲

初期から柏原芳恵さんは年齢の割に非常に大人びていて、どこか雰囲気にも仄かな翳り?愁いが漂います。

あとトランジスタ・グラマーの典型とされる、その豊かな胸と不思議な色気も注目されていましたね。


また、初期は岩崎良美さんの歌唱の影響が割と強く見られていて、、そこからも仲が良かった事が伺い知れます。^^


そして、柏原芳恵さん独特の表情豊かな小悪魔的に、深い味わいを聴かせる歌唱法が、後々にユックリと着実に確立されていきましたね。^^



デビュー曲である「No.1 」のB面の曲で、、

A面に雰囲気を寄せつつ、ややユーモラスに明るく軽快、、

晴れやかさの漂う爽やかなサウンドが穏やかに流れていき、恋の痛手を淡く匂わせた「何でもない何でもない」




淡いスリリングさのあるサウンド展開での、相手からのあまりに冷たく振られた別れと、そこからの諦めの寂しさの余韻を、、

謡曲風に情緒的なマイナー調で歌われた「100%のかなしみ」




大胆になる心と、大人になっていく姿を明るく生き生きと爽やかに映し出していく情感が暖かで優しい「レディ直前」




岩崎良美さん風な歌唱であり、、割と平坦でそこまでの派手さは無いサウンド展開ながら、明るく軽やかな曲調が粋で洋楽を彷彿とさせ、、

自然と落ち着いた楽しい気持ちにしてくれる「チャンスは急に」



深いマイナー調にシットリと転調し、再び爽快で健康的に明るく高らかなメジャー調に戻る「スノーバード」



夏模様のB面であり、、シットリと聴かせる淡く甘い歌唱が、儚い哀愁を情感豊かに誘う「坂道」



「春なのに」のB面で同じく中島みゆき さん作詞作曲で、、

別れを、甘く暖かな歌唱で、情感豊かな抑揚を駆使されつつ、晴れ晴れとした爽やかな優しい余韻を そっと明るく残す名曲「渚便り」



柏原芳恵さんは、あの非常に個性が強い中島みゆき さんの影響さえも まるで受けていない、、


独自の甘く切ない、そして時に暖かで小悪魔的な歌唱を保たれ、完璧に自身のものとされるのが素晴らしいと言えそうです。


(歌唱が確立されていて、既にデモテープや作詞作曲者の歌い方や歌唱に影響を受けない御様子です。^^ )

藤山一郎 1 〜酒は涙か溜息か〜東京ラプソディ〜丘を越えて〜僕の青春

藤山一郎さんは子どもの時(1921年頃)から童謡歌手として御活躍されていて、、

後に東京藝術大学で声楽を学ばれて、、曲によりバリトンテノールの音域で歌唱されています。


流行歌ではテクニカルなクラシック歌唱はあまりされておらず、とても自然に歌唱されていますね。^^





古賀政男さん作曲の、1931年の大ヒット曲であり、そのヒットから栗島すみ子主演の映画 想い出多き女、酒は涙か溜息か 、、

の二つの映画のテーマとなっていて、、



和の物悲しいマイナー調の重苦しい情感漂うテイストながら、、

三味線ではなくギターを使う試みが功を奏した「酒は涙か溜息か」

(B面は淡谷のり子さんの「私此頃憂鬱よ」でした。)



水原玲子さん主演の映画 姉 の主題歌で同様に古賀政男さん作曲で、、古賀政男さん自身の青春の想い出を題材にしている、、


雄大な山を描き出す壮大なサウンドから始まり、、軽やかで爽快な若さが、曲のスピード感とともに漲り(みなぎり)弾む「丘を越えて




徳山璉さんと歌唱され、、ハワイアンの様に穏やかで優しい曲調が暖かな「想ひ出のギター」




1933年の、、伏見信子さん、岡田嘉子さん、江川宇礼雄さん、大日方伝さんらの出演の映画 処女よ、さよなら のテーマであり、、

中山晋平さん作曲の、、


重苦しいマイナー調の、寂しげな哀感が 深く胸に迫る「燃える御神火」




ユーモラスで剽軽な明るく朗らかな曲調に、緩急の情緒表現も繊細で豊かな、、若者たちの楽しく華やぐ心を歌う「僕の青春」




愛、そして恋の終わりの辛さ、寄る辺ない儚い哀感がマイナー調に強く情緒てきに表現された「さらば青春」




軽快な曲調での焦燥のマイナー調に、若さにある未来、希望そして苦節から立ち直れる強さを歌う「青春讃歌」




藤山一郎さんが出演され、、

星玲子さん、井染四郎さん、、モダンガールの典型のイメージで知られた伊達里子(だて さとこ)さん、御橋公(みはしこう)さん、らと共演された同名の映画のテーマでもあり古賀政男さん作曲の1936年のヒット曲、、

(藤山一郎さんがビクターから当時二流レコード会社とされていた古賀政男さんが重役であったテイチクに移籍後に発表された初の曲で、このヒットでテイチクを盛り上げることに貢献しています。)


行進曲クラシック風の非常にアップテンポな焦燥が軽やかで、、

壮大なマイナー調からメジャー調に歌唱も(間奏もメジャー調からマイナー調へと)素早くスムーズに洒落た雰囲気のままに切り替わり、そのまま華やかに流れてメジャー調で終わる、、


モダンな都会を映し出すサウンドが深い味わいの「東京ラプソディ」


(この曲ではテノールとしての歌唱をされていて、また滅多に歌われる事が無かった、、花咲く都に〜からの5番も存在します。)



上記のB面であり、、ギターサウンドの軽快なマイナー調が物悲しい静けさが漂い、儚げな「東京娘」




任侠〜股旅モノと言える曲であり、晴れ晴れとした爽やかな曲調に、別れていく寂しさを、そっと匂わせる「男の純情」



古賀メロディらしい焦燥の愁いがマイナー調にリズミカルにテンポよく流れていき、、

この時代としては、やや軟派?なイメージで恋の寂しさを歌詞に綴る「青い背広で」



青春の恋の苦しさ辛さを儚く描く、、哀切なマイナー調が重く寂しげな「青春日記」




などなど、非常に沢山の古賀政男メロディを歌われていて、、

その声楽由来の無理のない巧みな歌唱は、とても なだらかで聴きやすい声質であり、人々に受け入れられやすいものだった様ですね。^^

織井茂子 1 〜君は遥かな〜静かな夜のビギン〜東京無情 / 君いとしき人よ〜数奇屋橋エレジー〜忘れ得ぬ人〜伊藤久男

織井茂子さん伊藤久男さんは、非常に類まれな歌唱技術を持ち、その実力は凄まじく、、


人の秘められた情感を、歌で描き出すことに驚くほどに長けた方であり、その胸に迫る歌唱は時に涙を誘い、、時に、剽軽でガラッパチ、捨て鉢な歌唱で笑いをも誘います。^^



映画 君の名は  からのテーマで、佐田啓二さんと歌唱され、、

焦燥の哀感のただようマイナー調にある、シットリとした淡い叙情が細やかに流れていき、胸に沁みる歌唱をされた「君は遥かな」


(同じく古関裕而さん作曲の、伊藤久男さんによる歌唱の当時の映画音楽の様な壮大なサウンドで、、

マイナー調に やるせない哀感の心情を深々と深遠に余すことなく味のある歌唱で描き出した「君いとしき人よ」も、、



マイナー調ながら、優しさと暖かさがそこはかとなかく宿っていて、シットリとした哀感が周りを包み込む様な「数奇屋橋エレジー


繊細で細やかな変化を付けたクラシック〜オペラの卓越した味わいのある、、

哀切さにある静かな温もりの情感が、重苦しいマイナー調に緩急、強弱の複雑な歌唱から見事に漂う、、


切に聞かせてくれる卓越して表現豊かな「忘れ得ぬ人」


、、もこの映画のテーマでした。^^)



菊田一夫さん、古関裕而さんコンビによる曲で、、

最初の短い間奏の一瞬だけ、淡く優しく柔らかでシットリした明るいメジャー調ながら、、


非常に深く繊細で落ち着いた、物悲しいマイナー調が胸に迫る、マドロスさんとの別れの情緒が細やかに豊かな「雨のオランダ坂


原曲である渡辺はま子さんの1947年のバージョンは、、焦燥のアップテンポに溢れる儚い寂しさと、より真っ直ぐな実直さの歌唱が前面に出た、また別の折り目正しい歌の味わい、趣があります。^^




1955年の岩谷時子さん作詞、原 六朗さん作曲による、、甘く優しいロマンティックな情緒が淡く穏やかに シットリと流れていき、、


間奏はメジャー調からマイナー調に美しく移りながら、、夜の情景を洒落たセンスで流麗に映していく、織井茂子さんの繊細な歌唱も秀逸な「静かな夜のビギン」




1957年の船村徹さん作曲で、、

東京で人の冷たさを感じる、どうしようもなく惨めな心に追い詰められ、、その絶望へと至る情感を見事に細やかに、かつ歌劇の様に力強く歌われた「東京無情」




星野哲郎さん作詞、船村徹さん作曲による1958年の曲で、、

捨て鉢風のヤケになった女性のよるべない悲しみの心情ををマイナー調で切なく表した、、終幕の様なキリのいいオチの様な曲のサウンドの終わり方も特徴的な「夜が笑っている」




などなど、オペラ  クラシック由来の織井茂子さん、伊藤久男さんの歌唱は極めて格調高くて、、本場のイタリアなど、世界にも そのまま通用しそうな、、実力を持っています。^^


(悲惨な戦時下を体験した事も、お二人の表現力に多大に影響を及ぼしたと思われます。汗)


あまりの想像以上に素晴らしい歌唱に感激してしまいました。^^