〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

粋なうわさ〜ヒデとロザンナ について

ヒデとロザンナは、イタリア人のロザンナと、後に夫婦となる俳優であるヒデとの仲睦まじいイメージのあるデュオです。

愛の奇跡、愛は傷つきやすく、等は大ヒットを記録しましたね。


上にあげた、その二曲が二人のイメージにぴったりの名曲であるのは勿論間違いのない事なのですが、今回は敢えてヒデとロザンナにしては余り知られていない部類に入る小洒落た名曲「粋なうわさ」を紹介したいと思います。


これは恐らく内容的には、恋愛関係を全くお互いに想定していない二人が、周りにお似合いだとか、付き合ってるんだよね、とか、あずかり知らぬところで噂をさかんに囃し立てられてデートをせざるを得ない展開にまでなってしまったような感じかな?と考えています。


しかし二番のラストがまた曲調にぴったりの、ロマンティックで悲しいラストを示す歌詞となるんですよね。これは恋愛関係に未だ無かったのであろう、当時のヒデとロザンナの関係にも影響を受けて作られた音楽なのだろうか?とも解釈できてしまいますかね。


そして問題のそのラストは叙情的な余韻を残す素晴らしいものとなっています。


あなたは本当に冷たい。彼女は本気の恋をしてしまっていたのに。

そして結果として、悲しい別れ。目と目で花に埋もれた公園でお互いに別れを告げる。

恋は悲しい出来事〜と最初の始まりと同じコーラスで終わる。


イタリア語でもアリベデルチ「さようなら、また会いましょう」と伝えるロザンナのやや憂い哀しさを帯び語りかける声が最後に入っていますね。

これがまた曲に深い深い余韻を添えています。


私は大学でもイタリア語を勉強していたのですが、最後のラストの全てを聞き取ることができず、お恥ずかしい限りです。汗