ジャズ〜ニューミュージック〜松原みき
70年代、洋楽に多大な影響を受けた邦楽であるニューミュージック全盛期、山下達郎 竹内まりや(現在は夫妻)、松任谷由実(ユーミン)矢沢永吉、芳野藤丸、大貫妙子などのニューミュージック勢が台頭していました。
その70年代の終わりに青江三奈や藤圭子に勝るとも劣らないハスキーボイスで高い歌唱力を持つジャズ由来のシンガーである、松原みき も存在を現しましたね。彼女は当時関西で最難関の部類に入るプール学院中学の出身でもある才色兼備、そのためかラジオでのトーク力も極めて冴えていて明るくウィットに富み、聴く人を話で楽しませる才能さえも群を抜いていました。
そして「真夜中のドア〜Stay With Me」
は中々のヒット曲となります。
また彼女はアルバムの売れ行きが特にめざましかったのですが、シングル曲のヒット曲は化粧品会社、資生堂のキャンペーンソングの「ニートな午後三時」まで待たなくてはならないなど、当時の大衆からの万人受けは、NHKの番組レッツゴーヤングなどで司会を務めたりしていたなど認知度の高さの割には、微妙な様相を呈していた様子。
やはり彼女の良さはアルバムに特に発揮されていて、また参加したスタジオミュージシャンも才能ある方々や新進気鋭の方々を取り揃えています。
彼女のアルバムはどれも例外ない位に音楽性も、楽器演奏も素晴らしいです。
私は松原みきの歌も大好きなので彼女のアルバムは殆ど全てを聞いていて(Cupid や彩、Lady Bounce、、)
とにかく大人向けの楽曲が多く、煌びやかなサウンドが中心。
まずは初期のアルバムPocket Park は皆さんに是非とも聞いてほしいです。あまりの完成度に1980年に差し掛かる頃とは思えない程に色褪せません。
もう10年以上、何度聞き返しても聞き飽きません。
アルバムからの曲である、It's so creamy 、Manhattan Wind、
雨のちハレルヤ、バレリーナ、Oasis、恋はふたたび旅立つ、モダンに殺気(これは暗示的でセクシャルな内容のムードのある曲です)、Mind Game、His Woman、Cupid、Knock Knock My Heart、偽りのない日々、、何をとっても外れや捨て曲がなく感慨深いです。
忘れ去られてしまう恐れのあった彼女。現在、海外において評価が急激に上がっているのはとても嬉しい事でした。
またラジオでの彼女のトークもYouTubeなどで是非すこし聞いてみてください!彼女の人徳というか、包み込む様な優しさがあります。