〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

岩崎良美〜赤と黒〜涼風〜あなた色のマノン〜四季

岩崎良美さんは岩崎宏美さんの実妹で、更に二人の上に一人姉がいる三姉妹らしいです。


岩崎良美さんも姉の宏美さん同様、歌唱力では評価が高く、デビュー曲「赤と黒」では、いきなり注目されていた御様子。(同期で同級生の松田聖子さんにデビュー当初は匹敵していました。)そして、涼風、あなた色のマノン(こちらも赤と黒、に続くフランス文学を題材とした歌。)も連続してヒットしました。

そして甘く気だるい雰囲気のシングル曲「四季」と、そのB面の当時洋楽を賑わせていたディスコ調の、、「今夜は私RICHな気分」も個人的には名曲だと思います。


デビューアルバム「Ring-a-Ding」からの、、タイトル曲 Ring-a-Ding、、そして文学的な「恋するローレライ」(これも作詞は赤と黒あなた色のマノンに続いて、なかにし礼さんです。)、学生たちの森、赤いアンブレラ  など歌唱力を考慮された、シットリした淡い雰囲気の名曲が多いですよ。


その他のアルバム曲も岩崎宏美さんの強い歌謡曲調とは違い、ニューミュージック〜洋楽風で極めてポップな感じの独自路線を行かれていて聞かせてくださいます。アルバム「Save Me」(レイン、そして「真夜中のファンタジー」、未来愛、Stardustなど宇宙や、ミステリアスなテーマ)、「心のアトリエ」(別れを歌う、、あの時・・・、あの日のあなたに、など)、、、大人の女性を歌で演じる曲が集められた「Wardrobe」、「唇に夢の跡」など特に良美さんの個性と深さが発揮されていて、ファンなら外せないと思います。


アルバムからの秀逸で爽やかに優しい「唇に夢の跡」、浮気相手へ怒りの別れを強い言葉で投げかける「朝の手紙」AOR風で心地よい「What's Love?」

そして移り気な女性を、さらりと美しい旋律で歌う衝撃的な歌「クリスマスまで待てない」など。


そしてアニメ 「タッチ」からの、タッチ、青春、君がいなければ、愛がひとりぼっち、、などのヒット後である、野球選手やラグビー選手への恋など、スポーツを題材とした、こちらは歌謡曲風なアルバム「half time」も素晴らしく、(ラグビーが題材の)思い出ハーフタイム、3年目のロードショー、、そして(共に野球選手との別れを題材とした)センチメンタル逃避行、微笑みでさようなら、、など名曲で溢れています。


彼女はポップな独自路線を早くから目指し模索し脱アイドルを試みた為か(むしろアイドルだと思われていたけど、本人には、そのつもりは全く無かったらしいですね。)、アイドル路線を初期から中期あたりまで真っ直ぐに歩んでいた河合奈保子さんに大逆転を許してしまいました。^^汗

歌唱力は岩崎良美さんは、姉の宏美さんにお声は確かに似ていますが、声が高めに軽やかで、細かく繊細な表現力があり、ポップスにとても対応していました。