〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

江戸小歌 市丸〜芸者歌手〜長唄・端唄・清元・宮薗節〜民謡〜天龍下れば

昭和初期には数々の芸者歌手の方がいらっしゃいました。


市丸さんの他には、美ち奴、赤坂百太郎、赤坂小梅豆千代小唄勝太郎、浅草〆香、新橋喜代三、新橋みどり、日本橋きみ栄、榎本美佐江、神楽坂はん子神楽坂浮子藤本二三吉、富田屋喜久治、染千代、、などなどの方々が特に有名でしょう。

(音丸さんは、元芸者では無かった様ですね。^^笑)


特に市丸さんは容姿端麗、数々の唄にも秀でている上に所作も粋であり、大変に艶美で品がありました。お茶と清水次郎長を唄う「ちゃっきり節」、その他の民謡も色々ととても巧みな技術で歌われていらっしゃいます。



そして日本的な情景を描く「天竜下れば」、、そして戦後にたいへん明るく、それでいて粋なムードを演出した「三味線ブギウギ」などなど、和洋折衷で斬新な曲も幾つか歌われていましたね。^^



ここまで芸者たちが表舞台で活躍できた時代も珍しいと思います。一般の方々から見ても江戸情緒、上方情緒は魅力的で、それをこんなに流行歌として身近に感じる事ができる、、という状況にあったのは素敵に思えますね。^^