尾崎豊〜15の夜〜傷つけた人々へ〜十七歳の地図〜誰かのクラクション
尾崎豊さんは当時の80年代中頃、10代の若者達に熱狂的に迎えられていたようですね。
(その時代は団塊の世代の子育ての失敗というか、共働きなど?、昔ながらの家族像の崩壊でグレる要因が多かった、、などと言われたそうです。真偽は定かではない。^^汗
尾崎豊さんは、彼の人生観や、日々の苛立ち 焦り 葛藤などを、のめり込んだ様に独自の世界で歌うシンガーソングライターの一人ですね。
やや高めの歌声で歌唱力はとても高く、ビブラートは早くて細かいかんじ。(GACKT ガクトさんに近いかも?)
大人への真っ向からの反発を歌う「卒業」。
後半では魂をぶつける様な歌唱に度肝ぬかれますね。^^
そして特に誰もが知る、、彼の有名な愛の詩、「I LOVE YOU」、、
(印象としては宇多田ヒカルさんのカバーからリバイバルに火がついた気がします。)
15の夜、、も若者の社会への反抗、抵抗を歌う、言わずと知れた名曲なのですが、、そのB面の謝罪曲、「傷つけた人々へ」を特におススメしたいと思います。
たいへん明るく前向きな曲調ながら、内容は極めて重い謝罪。
してきた事が許されるはずもない、、(許されたいのに)
、、という苦しみや哀しみを述べている、、という不安定に揺れる若者の世界を体現した尾崎豊らしい歌です。^^
そして大人になるにつれ、大人の意味がわかりかけ、大人の生活の苦しさへの理解を示す疾走感のある「十七歳の地図」
そして尾崎豊がロック調でシャウトする曲で、路地裏でのパンクでギャングな生活を歌う「Scrap Alley」
、人生の悲哀とドン底からの叫びから、救いの優しさをただただ求める「シェリー」。
「誰かのクラクション」はラジオ番組にもありましたね。美しい旋律と優しい世界観で、自分という存在の意味を、街で見失いかけながらも、真実の愛を誰かと一緒に模索していた事ならある気がする、、と語る、、、尾崎豊の繊細な感受性の完成形にも感じます。^^
(優しい楽曲のイメージは MALICE MIZER の
ma chérie 〜愛しい君へ〜 に近い雰囲気。こちらの方がやや、癒しというよりはロマンティックでしょうか?)
そして中島みゆき のラジオ番組に尾崎豊が出たとき、あまりにハイテンションな中島みゆき に対して、尾崎豊が心底、なげやりで不機嫌そうだったのを覚えています。^^笑笑