あべ静江〜コーヒーショップで〜みずいろの手紙
あべ静江さんは優しげで穏やかな歌唱をされる、70年代を代表する艶やかな美人歌手として知られます。
ファルセットと地声の境界の淡い、繊細な高めの歌声が印象的。^^
叙情的に歌われます。
(このコーヒーショップも学生の街にあります。
〜古くから学生の街だった〜と歌われるので戦前か、それより更に前には既にある学生街でしょうか。)
コーヒーショップのマスターが、時代の移り変わりゆくのを見つめてきた事を寂しげに語る姿、、それを静かにそっと見つめ、マスターの似顔絵を描いて心を休めている優しい女性の眼差し、、話をするマスターが学生街の学生達の過去の、多感で繊細な若人達の姿を回顧しながら、フォークのギターをかき鳴らしている情景、、などが歌われていて、結果として虚しく過ぎてしまった当時の学生運動、闘争の余波を感じさせます。
そして続く大ヒット曲「みずいろの手紙」
恋する女性が優しく語りかける台詞から始まるのが印象的な歌で、、彼女の個性のある声質で余計に説得力があり、切なくも甘い表現力を発揮されていますね。