〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

三田寛子〜駈けてきた処女〜夏の雫

三田寛子さんは花の82年組のデビューで、デビュー時から、いきなり音楽性の高い複雑な曲を歌われていますね。


デビュー曲「駈けてきた処女(おとめ)」と、セカンドシングル「夏の雫」は共に、阿木燿子さん作詞、井上陽水さんの作曲というコンビにまず驚きます。


駈けてきた処女は、、清純で清らか、爽やかな雰囲気の彼女にピッタリのデビュー曲となっています。不自然さは全くありません。^^


そして「夏の雫」は凄く特殊な構成になっていて、シットリと切ない始まりから、突然に広がりのある夏の描写となり、そこから再び、文学的な表現が並べられて、韻を踏んでいくかと思うと再びメロディが愁いと緊張感を帯びてきます。


この様にスリリングな心情を、この構成でより突き付けてくる様な?とても面白い歌です。^^

(謎の四人の(彼の取り巻きであろう?)女性たちの名前も韻を踏んで並べられるのは、恋する彼女が想う彼がモテ男の証なのでしょうか。笑)

とても名曲で、聞き飽きさせない意匠を凝らした楽曲構成と歌詞に感じ入ってしまいます。^^

三田寛子さんは今は梨園の奥様となっていて、そしてコメンテーターとして見た目も、その優しいキャラも当時のままに保たれていますね。^^