西郷輝彦 2 〜十代の涙〜涙をありがとう〜星娘

西郷輝彦さんの歌唱力は、軽快さと静けさ、、その静と動を、実に瞬時に細やか、かつ巧みに自由自在に操るところにも あると感じられます。＾＾

涙を零(こぼ)す、繊細な若さを明るい曲調で優しく見守る「十代の涙」

デビュー前に、お兄様を海でなくされた実話に基付くとされる、、

ムーディーなサウンドながら ひたすらに哀しい、、同名の高橋英樹さん、和泉雅子さんらと共演された映画からの「涙をありがとう」

若い二人の数々の想い出と日々を脳裏に過(よ)ぎらせる、、から松林の道を情緒的に歌う「から松林の別れ道」

北島三郎さんの曲のコンビが作る、、

どちらかというと軍歌や任侠系とも言えそうな力強い音楽と男声コーラスの重厚さの響く中、とても芯の強い歌唱をされた「俺らは九州っ子」(おいらは九州っ子)

やや異国風のサウンドで、、幾度となく恋に落ちたいと願うほどの、、相手への深い愛を語る「始めからもういちど」

友人か 後輩と思しき男性の人生における 恋の終わりの嘆きを、、大きくなり相手の幸せを願おう、、と暖かな励まし、穏やかな歌唱で受け止める「泣きたいときは泣き給え」

若さの ほとばしり溢れる、、高らかで伸びやかな歌唱が爽やかな「青春の城」

とてもダンサブルなサウンドであり、軽快に歌われながらも、、情感のある抑揚の技術が細やかでコミカルな「星娘」

星娘は新境地を切り拓かれる様な、若者向けの絶妙にリズムのよい 楽しい楽曲で、、

隠されていたユニークな個性を存分に発揮されて 難なく歌われています。＾＾