ダ・カーポ 1 〜恋はかげろう〜燃える手紙〜野に咲く花のように
ダ・カーポは久保田広子さんと榊原まさとし さんによるデュオで、1980年からはご結婚されたため、そこからは夫婦デュオとなります。
二人のハーモニーが実に緻密かつ繊細であり素晴らしく、、息があっているのが特徴で、その不思議な世界は情感や趣きに満ちています。
お二人それぞれの優しい歌唱で、、
淡く遠い遥かな 幸せな想い出の名残のある 海辺の夏、、そして情景を辿る「夏の日のわすれもの」
非常にギターの音が 味わい深く響く、、
重く哀切なサウンドであり、、
軽快ながら難易度の高い、、複雑でリズミカルな難しい歌唱の中、、追いかける様に歌唱が互いに入り込み、、
歌詞の壮大さと、幻想さを加速する「恋はかげろう」
離れてしまった相手の突然の結婚の噂に驚き、、
相手への思いと未練が、シットリと静かに思わず込み上げてしまう「結婚するって本当ですか」
理由のない別れの哀愁と悲哀の中、、
想い出を辿りながら手紙を燃やし、それでも心残りや未練を消せずにいる事を、、非常に文学性のある歌詞を巧みな歌唱の重なり合いで情緒的に歌い上げる「燃える手紙」
サヴァン症候群だったとされる天才画家 山下清さんを描き、脚色された物語であり、、
芦屋雁之助さん主演のドラマ 「裸の大将(放浪記)」のテーマで、、
小林亜星さん作曲の、、
暖かく包み込むような非常に優しいお二人の歌唱が冴え渡り、、
人々への静かながら力強い応援歌の様な「野に咲く花のように」
などなど、、
人の心の揺れる動き、淡い想い出と情景などを、、
優しく淡く包み込む様な二人の音色は、非常にバランスがとれていて、、幻想性を醸し出し、、とても感慨深い歌となります。^^