〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

ハイ・ファイ・セット(Hi-Fi Set) 1 〜フィーリング〜スカイレストラン

ハイ・ファイ・セットは、赤い鳥というグループから分かれて、、

男性二人、女性一人で構成された音楽グループであり、、山本潤子さんと山本俊彦さんは夫婦でした。

夫婦プラス1 (大川茂さん)という かなり異例で面白い組み合わせと言えましょう。^^笑

レコードの写真も非常にユニークで面白いです。笑


また、山本潤子さんは、普段はビブラートのない正直で高らか、また柔らかな歌唱スタイルなのですが、、


ユーミンの歌を歌う時は、、ユーミンの世界そのままに表現される力と歌唱力をお持ちなので、もはや、その際は歌唱がパワーアップしたユーミンとも言えましょうか?^^笑



そして、ユーミンこと松任谷由実(荒井由実)さんの作品であり、、


卒業してからも変わらない、あの人を目撃した事で、、

過去の想い出の懐かしさと、変わっていってしまった自分自身に胸の痛みを覚える「卒業写真」



同じくユーミン作品の、、

街の情景を二人の描写とももに お洒落に明るく軽快に描き、、

少し冷たくなった気がする、愛してると言っても聞こえない、、など、、

相手についての判断も そっと拗ねて軽めで表現される軽やかさが楽しい「中央フリーウェイ」




非常にオールディーズなアメリカン ロック色が強く、、

歌唱の細かな技巧が秀逸で、、 サウンドとハミング、コーラスが往年の1950年代を感じさせる「エイジズ・オブ・ロック・アンド・ロール」




ユーミンさん作詞、村井邦彦さん作曲の落ち着いたムーディーなサウンドで、、

別れた相手と会う際に、どこか不埒な期待をしてしまう姿を 、その愁いを繊細に美しく、淡く歌唱された「スカイレストラン」




こちらもユーミン作詞作曲であり、ユーミン特有の、終わった恋に執着しながらも、どこか爽やかな哀愁のイメージをもたせた「冷たい雨」




情感豊かな歌い方で、シットリした黄昏時の寂しさと人恋しさを、優しく穏やか、かつ静かな情景で描いた「幸せになるため」




ブラジルのシンガーソングライターのMorris Albert (モーリス・アルバート)のFeelings(邦題 愛のフィーリング)のカバー曲で、、


なかにし礼さん作詞の、、その場の燦然と輝く恋に身を任せてしまう切なさと、、

寂しさ哀しさを、より痛感させられてしまう、そんな辛い情感を、暖かで優しい歌唱とサウンドが包みこむ様な「フィーリング」



そのB面の、、突然の想い出の相手との偶然の再会に、心が揺れながらも、、そっと美しい想い出のままに去っていく、、

その姿を優しく穏やかな歌唱、曲調ながら、どこか やるせない寂しさの滲(にじ)む雰囲気をも描写している「もうひとつのダンス」


など、、高らかな高音から織りなされる、表現がとても細やかに 人の揺れる感情を映し出す様など、、非常に胸にグッときますね。^^