松原みき 5 〜アルバム Cool Cut〜
「Cool Cut」は 松原みき さん志向と考えられる お洒落で豪華な、とてもAORサウンドらしいアルバムで、、
大人の恋や憧憬のある情景を、、時には軽く刺激的に、時には淡く儚く、または 不穏なムードをスパイスに 表現されています。^^
ジャケットには少々ブラック ジョークを滲ませたベティ・ブープ(ベティちゃん)の姿が。汗
このアルバム「Cool Cut」は、、
夏の晴れやかな陽射しの中での渚の男女の駆け引き、、ひと夏の出来事を、明るく溌剌とした快活なサウンドで描く「真夏のゲーム」
リズミカルなテンポからの、、洗練された爽快なAORサウンドと、歌唱の広がりのある心地よさがたまらない「Knock,Knock,My Heart」
ストリングが醸し出す、不穏なマイナー調のムードで緊迫感と危険を表現しながらも、、実は恋を物語風に例えているという変化球な「チャイナタウンの殺人鬼」
誘惑的で気ままな女性を描き、、
スピード感と、派手で豪華なサウンド進行が、複雑で音楽性が高く、、
コーラス含め粋なセンスを感じる名曲「Ice Heart〜その気もないのに〜」
大人のムード漂う静けさの中に、、別れの原因を作った軽い罪悪感と懺悔を滲ませ、ムーディーな「マンハッタンのかけら」
弾む様に優しく 穏やかな時間の流れるサウンドながら、、
週末に ふと調子が悪くなる理由が 非常に些細な事なので笑える コミカルな歌詞が楽しい「ウィークエンドは軽い病気」
軽快な カリブでのリゾートな気分を演出した、サウンドで、、そのままに楽しく弾む歌唱の「Caribbean Night」
涼しげでシットリとした切ないサウンドに、別れの余韻を甘く残し、、コーラスにも静けさの情緒の感じられる「Riverside Tango」
なだらかで優しく語りかける様な抑揚の静かなサウンドから、、後半は洒落た盛り上がりをみせ、、
何気ない情景を歌よりも音楽ありきで、描写した、珍しい曲の「Cinnamon Tea」
淡く遥かな想い出の中にいる、、セピアカラーのフィルムのフランス人の女性について語られる、、映画内と思しきパリの風景と からめた切ない情感が繊細で美しい「French Cinema」
などなど、アルバムらしくらさまざまな方向性から 松原みき さんのリズム感、音感、センスの良さが引き出されています。^^