〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

岩崎良美 4 〜アルバム 唇に夢の跡

岩崎良美さんは姉の岩崎宏美さんとの決定的な違いは歌の技術のきめ細やかさと、ポップな叙情性にあらわれています。


歌唱の中で一瞬だけ似た雰囲気の声となる事もあり、、やはり姉妹の感じはありますね。


アルバム 「唇に夢の跡」はどこか非現実的な恋模様、、

甘さ、優しさ、切実さ、穏やかさ、不埒さ、儚さ、など様々な角度の描写ながら、、

基本は暖かな恋から、恋の終わりの感情の複雑さを中心に、、多面性を見事に歌唱されています。^^



とても 細かに繊細で上品な歌唱に 客観的に描写された美しい表現の情感ののる「恋ほど素敵なショーはない」



明るく静かな朝の気配の中で、、相手の事を考えながら、弾む心をもて余している「気まぐれな時間」



詩的な表現に、、近々訪れる別れの焦燥感と憤り、、

そして戸惑いの静けさから、激しさのあるテンポの速さに移り、、抑揚のある細やかな歌唱がのる「who!」



今のままの、どっち付かずの関係に安らぎと安心、、緩やかな幸せを感じる「優しい関係」



非常に心弾む様な、リズミカルで明るく輝くムードに満ちた、、相手と過ごした時間を振り返り喜びを噛みしめる、、恋の情緒を高らかに描く「唇に夢の跡」



確信のある関係の終わりを感じながらも、、それを明確には相手に伝えないまま 、、

やや不埒な浮気に揺れる心を、、柔らかさと穏やかさで包む、、たいへん優しいムードの漂うお洒落なサウンドの「クリスマスまで待てない」



マイナー調、、感情の落ち着いた不可思議なサウンド、、

婉曲さで、重くも儚げでミステリアスな出会いを抽象的に表現する「冷たい妖精」



戸惑いを映す幻想性と、、清々しい気持ちを混ぜあわせた様な、、複雑な感情での二人の綺麗な終わりを描写した「朝陽のプリズム」




アップテンポで心踊る様な 喜びと楽しさに満ちた恋を歌う「まぶしい恋」




柔らかで優しい、、暖かな想い出とともに愛の終わりを描いた「時さえ色あせるほどに」



などなど、、パワフルで実直、竹を割ったような岩崎宏美さんよりも、、

軽やかに煌めき流れる お洒落なムードはまるで異質で、ユニークです。^^