加山雄三 1 〜若大将〜夜の太陽〜君といつまでも
加山雄三さんは、戦前の2枚目スター上原謙さんと女優 小桜葉子さんのお子さんで、、
映画 若大将シリーズで大人気を博し、、また星 由里子さんや、、
劇中でライバルとされている、、何とも面白い 対のネーミングをされた青大将こと田中邦衛さんとの共演が有名でしょうか。^^
また後に夏木陽介さんと結婚された、、(司葉子さんの後継者とされる)藤山陽子さん、、また北あけみ さんとも共演。
加山雄三さんは、色々なインタビューなどでも、おおらか、懐の広そうな、朗らかで暖かなイメージを まとわれとています。
とはいえ、水谷豊さんも そうなのですが若い頃は あまり温厚な感じではなく、ワイルドな眼差しと、荒くシャープで尖った雰囲気が強かったりしています。^^汗
あと、たびたびテレビや歌番組などで共演された、、やや歳下の先輩俳優 小林旭さんが 日活から大映なのに対して、、加山雄三さんは東宝に所属されていますね。^^
当時のインストルメンタルさがレトロでダンサブル、、洋風ジャジーな情感とニヒルな哀愁が漂う「夜の太陽」
明るく若さが溌剌としたムードの中、コミカルな歌詞を歌唱をされ、、ジャズオーケストラが洒落ていて洗練された「大学の若大将」
シットリと語りかける様な歌唱、、夜の静かなロマンティックさの醸し出される「みんな聞いてる青春」
この作品から更なる歌唱力の高まりを感じ、、
坊や育ち、寂しがりや、、と現実に即していそうなコミカルで等身大な可愛いげのある歌詞と、、(あとユニークな、、間に挟まれる威勢のよい痛烈なシャウト!)
踊るような軽快な音楽が楽しい「日本一の若大将」
君といつまでも を彷彿とさせますが、、
さらにパット・ブーン(アメリカの歌手 Pat Boone)感が強く、、低い声が甘く響いた 優しい愛を歌う「恋は紅いバラ」
乾いた西部劇風ながら、軽快かつ獰猛な強さのある寺内タケシさんのギターサウンドに熱い愛をのせる「君が好きだから」
大ヒット曲で、、
穏やかなバラードであり、、溢れてくる、止めどない甘々な愛を、静けさと ともに穏やかに流れるサウンドで描いていて、、
幸せだなあ〜、、の間奏の台詞が知られている「君といつまでも」
虚無感と焦燥感の疾るサウンドの中、、寺内タケシさんのギターが技巧的で細かに冴え渡る「夜の星空」
加山雄三さんは非常に(今と全く同じ声。年齢としては、、かなり渋い声と言えましょう。)大人びた声質であり、、
歌唱力は決して 低くはないものの、、
特に味とムードで勝負していて、たいへん趣きがあり情感豊かです。^^