〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

石原裕次郎 1 〜俺は待ってるぜ〜狂った果実〜

日活の押しも押されもせぬ銀幕のスーパースターの石原裕次郎さん

(映画では 芦川いづみ さんや浅丘ルリ子さんとの共演が非常に多かったですね。)は、、


同じく日活の小林旭さんの歌唱と同じく、、

民謡調の 軽い音程の揺らぎ?が入る様な独特の耳心地の良い歌い方をされます。


声質自体はややトーンの高い印象を受けますが、、低音部は かなり低さが際立っています。^^



マイナー調で切ないブルースなタッチのムード歌謡な「俺は待ってるぜ」




タイトルに反して、優しく穏やかな ウクレレ ハワイアンな歌「狂った果実




こちらも緩やかな音色が落ち着く響きを漂わした ハワイアン歌謡な「青い月だよ」




なげやり感のある、やや冷めた台詞が入るのが特徴で、マイナー調のニヒルな寂しさが溢れたムード歌謡「俺は渡り鳥」




こちらも、淡い哀感が漂う一時的な再開と別れの寂しい情感が、、

当時らしい小刻みにダンサブルなリズムに流れる「逢えてよかった」



などなど、、呑気なハワイアン風なサウンドを挟みつつ、、、

1950年代らしい、フランク永井さん、鶴田浩二さんを彷彿とさせる様な、、


重厚な悲しみと、寄る辺なさを匂わせるマイナー ムード歌謡調で、、

当時の石原裕次郎さん、、年齢は かなり お若いはず なのですが(なんと20代前半〜中頃!!)、、


歳からは信じられないほどに 人生を渋く深みをもって歌いあげていきます。^^