三田明 1 〜美しい十代〜みんな名もなく貧しいけれど〜
三田明さんは御三家の三人(舟木一夫さん、橋幸夫さん、西郷輝彦さん)らに続く、、
人気のある青春映画スター兼、青春歌謡の歌手のお一人で、、
歌唱は、爽やかで真っ正直な印象で、落ち着いたマイルドさのある、等身大な青年らしい声質の歌唱をされています。
また橋幸夫さんや、三浦洸一さん、フランク永井さん、松尾和子さんらの歌謡曲〜ムード歌謡の作曲で知られる吉田正さんの作曲が多いのが特徴です。^^
若々しい青春の辛さと戸惑い、喜びを歌い、どこか そこはかとない愁いの情感を静かに帯びている「美しい十代」
貧しくも希望を抱き 暮らす当時の若者の姿を、哀愁と情緒的に表す「みんな名もなく貧しいけれど」
当時の青春歌謡らしい 朗らかな将来を夢見る、、淡くマイナー調の「友よ歌おう」
岡晴夫さんの曲「憧れのハワイ航路」の様に、、
船出の出発、そして旅を明るく喜びと希望に満ち溢れた描写をされ、非常に快活な歌唱の「若い港」
クラスメートへの淡い恋心を そっと綴る描写 、、それを情感豊かに歌唱された「すばらしき級友」
遥かな哀切な悲しみを、淡くシットリと歌いあげた「赤い夕陽」
音楽の雰囲気は御三家の中では、どちらかと言えば 舟木一夫さん色がより近い方へ 舵を切られたイメージですが、
技巧的というよりは 歌唱は より飾らない そのままの若者らしい声での、スタンダードな自然さが魅力の歌唱スタイルだと言えそうです。^^