中森明菜 6 〜ミ・アモーレ〜椿姫ジュリアーナ〜DESIRE
中森明菜さんが、ツッパリな生意気娘の代表としての印象から、、
徐々にアーティストとしての存在感を、、
衣装、歌い方、踊り方を含めて、視覚的にも強烈に表し始め、、
また、実は、その控えめで、大人しく、優しい性格の 脆さ危うさ さえも、後々に 歌に顕著に表れる様にもなります。
井上陽水さん作曲の、、
どこか無感覚、無感動な歌詞の中のヒロインの女性に潜んだ情熱の涙、、
激しい愛への奥深い渇望を、焦燥感と疾走感で圧倒する様に描いた「飾りじゃないのよ涙は」
同じく井上陽水さん作曲による、、淡く優しい情緒が静寂にそっと流れていく「ムーンライト・レター」
松岡直也さん作曲の、、ノリの良い異国情緒溢れたポップで粋なダンサブル サウンドの「ミ・アモーレ」
EPOさん作詞作曲の 壮大かつお洒落で、、不安げな淡さから、焦燥感のあるポップ サウンドに、、恋の一途さ迷いなさを映した「ロンリー・ジャーニー」
都志見隆さん作曲であり、、
ロマンティックで神秘的なアラビアの世界を印象づけ、、淡く遥かな愁いを静かに滲ませた「SAND BEIGE -砂漠へ-」
佐藤隆さん作曲の、、
寄る辺ない孤独感と希望のなさ、、エキゾチックで愁いの漂う、心地良いアップテンポの、やや淡々とした洒落たサウンドが響く「椿姫ジュリアーナ」
湯川れい子さん、タケカワユキヒデさんコンビの、、恋に翻弄されるのを拒絶する、、
気怠げな 大人の女性を描いたムーディーなシティポップ「SOLITUDE」
あらい舞さん作詞作曲の、、ミステリアスさの漂う静けさのシティポップに、、中森明菜さんの個性である、遣る瀬無さ、不安と切なさが入り混じる「AGAIN」
着物の様な衣装と、オカッパの様なボブカットでの踊りで強烈なイメージを形作った、、
激しく情熱的なダンスナンバーの「DESIRE -情熱-」
一時の燃え滾(たぎ)る愛、ギターサウンドに身を任せたくなる 危ない心をダンサブルな豪華さで描き出す「LA BOHÈME」(ボエームはボヘミアン、、またはジプシーの事です。)
などなど、ヤンチャな小娘感はどこ吹く風となっていながらも、、
20歳頃には大胆で誘惑的な女性らしさが強調して演出されていきます。^^
またウィスパーボイスを繊細に駆使しし、サウンドにある豪勢さ巧みさ などの強みを 消さないのもユニークです。