若原一郎さんは戦後まもない、混乱期の1950年代の流行歌歌手で、そのやや高くクリアーでハッキリとした声質は この上なく軽快で、、心地よく響きます。^^
応援歌とも言える様な、前向きで底抜けに明るく、、日々の暮らしを後押しする様な「吹けば飛ぶよな」
林伊佐緒さん作曲で、、東京の夜の情緒を、その高らかな声質に似つかわしい軽快なテンポで調子よく流れる様に歌う「東京ナイト」
コミカルでユーモラス、、軽く楽しげなサウンドで タクシー運転手の姿を溌剌と映した「ハンドル人生」
度量の大きい上司?同僚の姿を歌う、、暖かな会社での繋がりを連想させる、、快活な明るさの「おーい中村君」
別れた面影を想い、、非常に情感のある優しい憂いが、真っ直ぐで繊細な滑らかな歌唱と、そっと静けさのある暖かな曲に映えた「山陰の道」
ウクレレの様な弾む楽器で、心地よく情緒的に、その淡い面影の姿を描く「少女」
などなど、底抜けに明るく笑顔になれる曲から、、しみじみとした遥かな哀感をシットリと漂わせる曲まで、素晴らしい歌唱を残されています。^^