〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

美空ひばり 1 〜東京キッド〜青空天使〜ひばりの花売娘

敗戦後の混乱期、都市では飢えが蔓延して、、まさにドン底の世界を現実として生きていた人々の心を支えたと言われる、、

戦後の最大の押しも押されもせぬスーパースターだった美空ひばりさん。


幼いながらも、その存在感と、圧倒的な歌唱力は、信じられない程の力量を見せています。



大人の男性の別れの情感の切なさを歌う、、マイナー調のムード歌謡を繊細に歌いこなされるていた驚くべき「悲しき口笛




都市の何もない状況下に晒された当時の子どもの姿を、ユーモラスに洒落た横文字言葉とともに明るくユーモラスに歌う「東京キッド」




別れた母を緩やかに情緒的に悲しい哀愁を漂わせて唄う表現力が既に完璧な「青空天使」



笠置シヅ子さんの様にダンサブルなブギー?が冴え渡り、、軽やかに弾みリズミカルな歌唱の「ひばりが唄えば」



穏やかで情緒的な緩やかなリズム、、淡く優しい歌唱が戦後の人々の心を暖かく包んだと想像される「裏町パラダイス」



若原雅夫さんと共演された松竹映画 父恋し のテーマであり、、

重苦しい哀切さを帯びているサウンドが、その哀感のある歌唱と相まって胸に迫る「私は街の子」



ややマイナー調の跳ねる様なアップテンポの愁いにある、洒落たリズムの歌唱が素晴らしい「ひばりの花売娘」



やや物騒でコミカルな歌詞ながら、、

粋で洒落た、、ジャズオーケストラの様な 派手で豪華なサウンドで、、

掛け声も笠置シヅ子さんの様に、そのままの迫力のパワフルさがある「拳銃ブギー」



などなど、12歳〜13歳とは思えない完成度の歌唱を披露されていて、、情感豊かで深みもある、、

あまりの行き届いた歌唱表現にただただ驚愕してしまいます。^^