山口百恵 7 〜パールカラーにゆれて〜赤い衝撃〜
山口百恵さんにアーティストとしての評価が高まり始め、、
映画の主題歌を始めとした、大人しく運命を全てそのまま受け入れる従順な女性像から、、
現代的な主体性を持つ強い女性像へと同時に変革が図られていきます。^^
(しかし、横須賀ストーリー〜初恋草子では、まだ高校生だったという驚きがあります!)
緊迫感と焦燥のあるサウンドに、、相手に縛られて、自由になれない、どうしようもない袋小路の心を歌う「横須賀ストーリー」
阿木燿子さんの歌詞表現で、、別れの予感と現実の、夢うつつを 強く逞しい女性の視点として描写し、、
どこか諦めと醒めたムードに やや淡々としたリズミカルなサウンドが冴える「GAME IS OVER」
意味深な大人なムードの中、、どこか、許されざる恋、、儚く あてのない恋に彷徨う「パールカラーにゆれて」
三浦友和さん中条静夫さん、草笛光子さん、南田洋子さんらと共演された、赤いシリーズの同名のドラマのテーマ曲であり、、
緊張感のあるドラマティックさのあるサウンドが非常に印象深く残る、、「赤い衝撃」
マイナー調であり震えて眠れ〜のくだりがルパン三世を思わせる、、シットリとしたマイナー調が哀しみをまとう「走れ風と共に」
趣のある静寂の情緒で、、初恋の悲哀を切なく描いている「初恋草紙」
アルバム曲で、、シットリとした愁いの寂しさが静かに胸に迫る、、大人のアーティスト山口百恵さんを感じる「オレンジ・ブロッサム・ブルース」
などなど、まだ高校生にして、歌の世界は、落ち着いた余裕のある、、老成した山口百恵さんの雰囲気に合わせて、、
大人の女性の姿を描き、その表現力も見事に複雑な大人の世界に追いついていきます。^^