山口百恵 8 〜秋桜〜赤い絆〜口約束〜
山口百恵さんは、悲哀とメソメソ感の強い歌詞、曲調の歌唱から、、大人の情感の複雑さをも巧みに表現する表現者へと急成長を遂げ、、
一般的な支持も 曲によって、ある程度の変動はありつつも維持され、、
その後押しもあり、影のある少女から強い女性へと脱皮も鮮やかに遂げます。^^
その過程で、柔らかな愛の歌も、ガラッと雰囲気を変えながら歌われていますね。
優しく幸せな愛を暖かなサウンドと歌唱で歌われた「夢先案内人」
同じく阿木燿子さん、宇崎竜童さん夫婦によるアルバム曲からの「言はぬが花」に似て、、
非常に剽軽で、コミカルな 底抜けの明るさと、ユーモラスな歌詞が楽しい「春に吹かれて」
意味深な状況の中、、強烈なパンチとややロックな哀愁も まとうサウンドで複雑な大人の女性を歌う「イミテイション・ゴールド」
和の趣のある歌詞が情感的に寂しく叙情的な「花筆文字」
秋を代表する曲であり、、しっとり とした哀しみと寂しさで、、嫁ぐ別れの悲哀を描写された「秋桜」
A面の コスモスと同じく、さだまさし さんの作詞作曲の、、男性側からの視点の、もう やり直せない別れを優しく暖かな眼差しで、穏やかに告げる柔らかな歌「最後の頁」
同名のドラマからの、、松本隆さん作詞、平尾昌晃さん作曲の作品で、
非常にドラマティックな哀感が漂い、、
一方的な恋の終わりを突きつけられた悲痛さが、切実に、かつ遣る瀬なく迫る、、その怨みに赤く燃え 悲嘆に暮れた「赤い絆(レッド・センセーション)」
同じく平尾昌晃さん作曲で、、
叶わぬ口約束にも、名残の深く刻まれる消さない愛を描き、、非常に情緒のある淡さのムードが静かに儚くも美しい「口約束」
など、ドラマティックで大胆な世界観から、、
女性の等身大の眼差しを描き出すもの、そして、情感が繊細に豊かに映しだされるもの、、と千差万別に歌いこなされていきます。^^