岡田有希子さんはアルバム「ヴィーナス誕生」の頃になると、、
乙女の心を中心に描いていた初期とは異なり、非常に大人の雰囲気をまとうサウンド、、
そして歌詞もより情感溢れて歌われる様になります。
中森明菜さんの様に独自のアーティストとしての道を模索していたのが うかがい知れます。^^
松田聖子さん作詞、坂本龍一さん作曲で、、沢口靖子さんが出演されていたカネボウのCMソングの、、
軽やかに明るく、、非常にポップでキャッチーながら誘惑的な歌詞の「くちびるNetwork」
相手を信じきれず、疑念から揺れ戸惑う、シットリとしたミステリアスなマイナー調の哀切さの漂う「恋のエチュード」
やや不穏さの漂う、激しい焦燥感のあるロックサウンドに大人への艶やかさを帯びた「PRIVATE RED」
許されざる秘めるべき、止められない熱い情熱を、、
艶やかで妖しく神秘性のあるサウンドのムードと憂いのある歌唱で描く不思議な名曲「愛...illusion」
緩やかで、そっと明るくリズミカルなサウンドに、、
ロマンティックな甘さのある叙情性の溢れた「眠れぬ夜のAQUARIUS」
優しく静かな哀愁の情感から、軽快で広がりのある激しいリズムのある快適なサウンドへと煌びやかに移る幻想的な「WONDER TRIP LOVER」
大貫妙子さんらしい非常に謎めいていて複雑な進行がお洒落で、、
愁いの優しい異国情緒のインストルメンタルさが間に光る曲調から、、
明るく柔らかに煌めくサウンドへムードを変えながらの不思議な音楽を歌われた「Spring Accident」
弾む様な曲調から、従来の岡田有希子さんらしいポップで煌めいたサウンドへの明るく高らかな歌唱へと移り、、
大胆にバスルームを舞台にしながらも健康的なムードが広がる名曲「ヴィーナス誕生」
などなど岡田有希子さんの最後のアルバム「ヴィーナス誕生」は、かなりアーティスティックで神秘性があり、、
宇宙をモチーフにした、壮大なロマンティックさのある印象を中心にして、、他には 恋、別れ、大人への成長、熱い情愛(松田聖子さん作詞)など様々な、、
まだ高校を卒業する程の年齢にしては、まだまだ かなり大人の世界と言える情景が映し出されています。^^