〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

山口百恵 11 〜謝肉祭〜さよならの向う側〜一恵

山口百恵さんの結婚発表から引退までの楽曲は、、

様々な曲の展開が目まぐるしく行われていますが、より世間で話題になっていたのもあり、更なる駆け込みヒットは連発されていきます。^^


そして引退とともに、山口百恵さんのスターとしての物語は終幕を迎え、1つの愛の物語が華麗に完成する事になります。^^




スペインのフラメンコ風なカスタネットが響くサウンドの熱い情熱に、、届かぬ儚い未来への愁いも帯びた「謝肉祭」




時の経過と成長の侘しさと、、そこから生まれた永遠の絆への決意を、、

柔らかで、そこはかとなく不穏なムードの新しい春の哀愁から、突如として強く変化して、、

激しく重厚なサウンドで運命的な門出を描き出す「イントロダクション・春」



低音をきかせた、、やや怒鳴る様な強い歌唱での、派手で激しくゴージャスなロックサウンドのレトロさが、、極めてアメリカンな異色作の「ロックンロール・ウィドウ」



非常に歴史と聖書など難解な語彙を駆使し、淡々と壮大なサウンドに沿って人の営みを冷静に、止めどない流れの1つと捉える達観の謎めいた曲「アポカリプス・ラブ」





優しい情感が溢れてくる曲調で、、

壮大で暖かな感謝での別れから、新たな出発のテーマである「さよならの向う側」




テンポのよい 軽快なロック サウンドにコミカルなリフレインが不可解さを暗示する、、言葉遊びの「死と詩 death and poem」




山口百恵さん作詞、谷村新司さん作曲で山口百恵さんの ここまで歩まれた人生の悲哀と どこか寄る辺なさを映し出す「一恵」




山口百恵さん作詞で、、子ども時代の淡く優しい日々と もう過去に戻れない時の過ぎ去った現実を見つめながら、、そっと静かな哀感で暖かに描く「想い出のストロベリーフィールズ




元のアルバム・バージョンでは学生時代の終わり、、アップテンポの焦燥のサウンドで日々との高らかな別れを描き出し、、


引退後のシングル版ではアップテンポの激しいロック調のアレンジが大人びたムードを演出し、、そのために歌詞の内容が、より時が(数年ほど?)過ぎ去った過去の学生時代の回顧と 意味が絶妙に変化する「惜春通り」




引退後に世に出された、、幻の未発表音源曲であり、、

天野滋さん作詞作曲の、、お洒落な洋楽サウンドのリズムが非常に華やかで、洒落たロック調の「東京の空の下あなたは」




などなど、最終盤にはノリノリでシャウトに近い怒声をロックにて披露するなど、多彩さを発揮され、その新しい姿が人々を飽きさせず、、


常に突飛かつ新鮮な様を見せ続けていて、まさにエンターテイナーだと実感します。^^