〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

岡晴夫 1 〜国境の春〜大陸第一歩〜港シャンソン〜上海の花売娘〜港雨降れば

岡晴夫さん(愛称はオカッパル オカッパレ)は戦前から非常に人気のあった流行歌歌手で、マドロス物の原点とされるヒット曲を多数歌われています。

その歌声は高めであり、楽しげで、やや有頂天とも言える様な、高らかな明朗快活さを余す事なく発揮されています。^^


岡晴夫さんのデビュー曲で、ソ連との国境の旅を焦燥の寂しげなマイナー調で、なだらかに歌われた、、間奏には、淡く暖かな明るさを持つ「国境の春」


緩やかで情緒的、かつ静かで穏やかな日本的な曲調に、、希望に溢れた 華やかな異国の情景を岡晴夫さんらしい、高らかな歌唱で叙述する「大陸第一歩」


異国への憧れを掻き立てる様な美しく流れる様な表現と、軽やかで明るい情感の優しく漂う「上海の花売娘」


上原げんと さん作曲の、、
淡く遥かな、あての無いマドロスの人生、そして恋、、港の別れを、モダンな歌詞に、趣きも明るく暖かに心情を映し出す「港シャンソン


別れの哀感も洒落た歌詞に、、メジャー調に軽やかな中に淡いムードのある、穏やかな優しさを そっと滲ませる「港ヨコハマ花売娘」



弾む様な軽快なリズムにのり溌剌とした高らかな歌唱に、、楽しい若さを映し出す「マドロスの唄」



モダンであり、シットリと静かな情緒のサウンド、、淡く優しい想い出の叙情を そっと余韻を残して描き出した名曲「港雨降れば」



杉勇さん、2枚目俳優 井染四郎さん らの出演された、、火野葦平さん原作の作品と 同名の映画 土と兵隊  からの、、

焦燥の哀感の漂う重苦しいマイナー調に、、戦時歌謡らしい、闘いへと前進するしかない物悲しさを切実に秘める「今日も勝ったぞ」



などなど、、底抜けに明るく楽しい、夢のある曲から、、
儚げで、また情感の深みを感じさせる曲も歌われていて、戦時下〜戦後の人々の心を捉え、支える存在だった事が窺い知れます。^^