〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

赤木圭一郎 3 〜旅路〜ふたりの渚〜若さがいっぱい〜月に咆える男

赤木圭一郎さんは、雰囲気は現在の30歳前後にも見える程の、さまざまな人生を経てきた存在感と貫禄がありまして、


顔立ちは割とワイルドながら、粗野な雰囲気を纏わず、育ちの良さが滲んでいるのも魅力的です。


まだまだ、これから後に更に厚みを増して、幅広く活躍されていたであろう、、若干21歳で、事故のために夭折されているのが惜しまれます。



「黒い霧の町」のB面であり、、

当時のさうらしい、深く熱い愛と暗黒街でのそれも叶わない運命を歌う、、ややマイナー調の甘く淡い情感の漂う、ムード歌謡な「今日かぎりの恋」



映画 幌馬車は行く からのテーマで、、

淡く優しい、暖かな情熱の燃える愛を捧げた、西部劇風なバラードがムーディーで、どこか 無骨な不器用さがクールな「旅路」




馬への鞭をしならせる勇ましく激しい掛け声が印象的で、、

乾いた西部のサウンドがローハイドを思わせ、

そして風の様な馬車の疾走感に、虚無な哀愁の漂うマイナー調の「幌馬車は行く」




当時の日活の登竜門的なボクシング映画からのテーマで、、

石原裕次郎さんの様な歌唱での、ワイルドな軽快さがスピード感を持って、淡々と焦燥のサウンドに映えていく「打倒」 (ノック・ダウン)





映画 邪魔者は消せ  からの、、

優しく甘い緩やかなバラードが、赤木圭一郎さんの低い歌唱に、情感豊かに映し出された、、

淡く遥かなムーディーさが非常に綺麗な「ふたりの渚」



ジェームズ・ディーンの有名な映画 エデンの東 をイメージしたとされる、、笹森礼子さん、白木マリさん、宮城千賀子さん、小高雄二さん、杉山俊夫さん、高原駿雄さん らの出演された1961年の映画 錆びた鎖 の劇中歌の、、


溌剌とした若々しい情熱と、コミカルな軽やかさが弾む様に楽しげな、アメリカンなオールディーズを想わせる「若さがいっぱい」




隠された影の一面にある儚く孤独で泣きたい心情を、、どこか軽やかなサウンドに、そっと静かに明るく 低いムーディーさに歌う「月に咆える男」(ほえる)




ジャズとボサノバ風のシットリと穏やかなサウンドに、、秘められた内面の弱さ脆さを静かに吐露していて切なさの描き出された「俺と月が燃えるとき」




芦川いづみ さん、笹森礼子さん、葉山良二さん、宍戸錠さん、二谷英明さん、浅丘ルリ子さん、山本陽子さん ら、錚々たる顔ぶれと出演され、、

撮影中に亡くなられた為に遺作となった同名の映画からの主題歌で、、

恋する相手よりも、海を選び取る、ニヒルな虚無感、かつハードボイルドな哀切さが辛いマイナー調な浪漫の感じる「激流に生きる男」




同名の映画の主題歌で、、

寄る辺のない、あてなく彷徨う流れ者の哀感を映す、重厚なマイナー調が重苦しい「俺の血が騒ぐ」




中原早苗さんと共演された同名の映画からの、、

胸の内に秘めた恋の、炎と燃え上がる心と涙を隠しながらの、その終焉を、哀切なマイナー調がそっと醸し出す「海の情事に賭けろ」





共演された中原早苗さんにプライベートでは、かなり甘えていた、、という一面もあり、

映画での、そこはかとない影をまといながらも、爽やかで熱く強い、男性的なイメージとはかなり異なる、、


非常に等身大な茶目っ気たっぷりな姿も知られていて、そこも若い青年らしく、更なる魅力に繋がっています。^^笑