奥村チヨ 2 〜あなたがいなくても〜いつまでも〜あゝ結婚〜ごめんネ...ジロー〜
奥村チヨさんは大ヒットした恋三部作の艶やかなイメージが非常に強い方なのですが、、
デビュー初期はロマンティックで、それでいて、またまだ比較的 正直な歌唱であり、、
その中においても類い稀で豊かな表現力が溢れています。^^
淡くシットリと優しく、そして暖かい煌びやかな明るさが、、
恋の追憶の哀愁をそっと包んでいく、、お洒落な曲とサウンドが耳心地の素晴らしい「あなたがいなくても」
当時の洋楽風の洗練されたサウンドであり、、
柔らかな優しい情緒で、二人の止めどない幸せをパワフルかつロマンティックに、そして高らかに、、驚くべき歌唱力を甘い艶を漂わせながら駆使して歌う「あゝ結婚」
シャンソンの華麗なサウンドに、豊かな感情を味わい深く含ませた音色の声を、甘く豊かに響き渡らせた「いつまでも」
1965年のスイスの歌手である Anita Traversi による「September Moon」のカバー曲で、、
原曲はB面曲ながら壮大な別れの叙情の雰囲気をメジャー調に力強く表した「セプテンバー・ムーン」
Sylvie Vartan (当時流行っていたフランスの歌手 シルビー ヴァルタン)による1964年の歌 Car Tu T'en Vas のカバー曲で、、
淡い幻想的なムーディーさが、静かに甘美に流れていくバラードの「私を愛して」
密やかに胸に留めていた愛を、、艶美で華麗な溜息の様な歌唱と、、幻想的な甘々なサウンドに包み隠さずバラードで緩やかなに描き出した「ごめんネ...ジロー」
などなど、初期の奥村チヨさんは、非常に高い正統派で叙情性の漂う歌唱力と 十二分な声量を余すことなく、前面に押し出していて、、
また まとわりつく様な艶やかな溜息?吐息の様な歌唱も徐々に、自然さを持ちながら身につけつつ、、
例えて言うならば、後々のお色気歌謡?とも言える大ブレイク曲が用意され、余裕で歌いこなされていく事に繋がる 、、
その下準備となる時期とも言えそうです。^^