柏原芳恵 2 〜春なのに〜花梨〜夏模様
柏原芳恵さんは妖艶で意味深な歌唱がアイドル時代の半ば以降は多くなります。
16歳くらいとは 思えない世界を体現されていて、幼さが全く感じられませんね。^^
大ヒット曲で中島みゆき さんの作詞作曲の
卒業時に想いを告げられないでいる哀切なムードがただ寂しげな「春なのに」
そしてアリスの谷村新司さんの作詞作曲で、、
相手がいながら、つよく想いながらも叶わぬ、、そして叶えられぬ 秘められた恋への募るばかりの憧れにある 浮気な心、どこか移り気さ 儚さ を甘く香らせて匂わせてしまう、、意味深で文学的な曲「花梨」、、
柏原芳恵さんが優しく柔らかに、また穏やかに歌唱された情緒が秀逸です。^^
藤真利子さん作詞であり、オフコースで活躍された 松尾一彦さん作曲の、、
遥かで暖かな哀愁が漂う、不思議な広がりのある繊細さ幻想感で、忘れられない相手への想いをつのらせる「夏模様」
これらの曲の感覚は、後の高見知佳さんの歌唱のカバー曲であるシットリと甘く背徳的な「し・の・び・愛」
にも通じていて、、
これらの作品の趣きは、ある意味 不埒な世界を、柏原芳恵さんがどこか不幸ぶらずに明るく、ミステリアスに表す才能の凄まじさで成り立っていますね。^^