〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

真木不二夫〜南海の首途〜泪の夜汽車〜パラダイス東京〜恋の十字路

眞木不二夫さん(戦前〜戦時下の軍国歌謡時は小谷潔と名乗っています。)は戦前歌謡の流れを色濃く組み、、


また、その甘くテナーな、高めの軽やかな声質の美声で、、繊細な趣きと心地よさの表現豊かに、歌曲を歌われています。^^



勇ましい重厚さが漂っていて、焦燥のマイナー調がテンポよく、、

終わりに明るさの淡い余韻が残る歌で、、

そこに朗らかで高らかな歌唱の美声が冴え渡る名曲「南海の首途」(かどで)





軽快なマイナー調で、故郷に恋人を連れて、ただただ急いで帰る、、不安と戸惑いの愁いの漂った「泪の夜汽車」




淡く暖かに、、別れの無常ながら、情緒の優しい明るい曲調で そっと人情を描く「恋の十字路」




故郷では結ばれぬ二人が 逸る気持ちで、東京での幸せを切実に夢見る、、やや寂しげな哀感の「東京へ行こうよ」




アップテンポで、ややマイナー調な焦燥感と、はやる気持ちの表れた、、軽やかな歌唱の「パラダイス東京」





バッキー白片さんとアロハ ハワイアンズの演奏で、、

船乗りの 寄る辺なく、さすらう胸の内が、、緩やかな穏やかさの中に、優しく包み込まれる様なハワイアン サウンドに 柔らかに流れていく、、平川浪竜さん作曲の「霧の港」





倉若春生さん作曲の、、爽やかで軽快な長調の明るさで、逢えない胸の痛みの苦しさを趣深い歌詞で映し出す「慕情岬」「わかれ岬」「たそがれ岬」

そして、より軽やかさが弾む歌唱が楽しい「みかえり岬」



などなど、、調べたところ、岡晴夫さんの大ヒット曲である底抜けに明るく楽しい、旅の憧れを掻き立てる「憧れのハワイ航路」の影響下に、、

船乗りをモチーフとした歌曲であるマドロス物は、、バタヤンこと田端義夫さん、、


そして、、まだ頰の膨らんでいない若々しい宍戸錠さんの出演された映画のテーマである「若いお巡りさん」で特に知られた、、

曽根史郎さんらも得意とされていた模様です。^^