〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

50年代歌謡

織井茂子 1 〜君は遥かな〜静かな夜のビギン〜東京無情 / 君いとしき人よ〜数奇屋橋エレジー〜忘れ得ぬ人〜伊藤久男

織井茂子さん伊藤久男さんは、非常に類まれな歌唱技術を持ち、その実力は凄まじく、、人の秘められた情感を、歌で描き出すことに驚くほどに長けた方であり、その胸に迫る歌唱は時に涙を誘い、、時に、剽軽でガラッパチ、捨て鉢な歌唱で笑いをも誘います。^…

岡晴夫 3 〜憧れのハワイ航路〜パラオ恋しや〜若いときャ二度ある〜今日も雨だよ〜二度と呼ぶまい

岡晴夫さんの曲はきわめて沢山あり、その70〜80年前 当時からの非常な根強い人気ぶりが、そこからも伺い知れます。^^また岡晴夫さんの歌は、知り合いの70歳前後以下の方では、もはや知らない方も多いので、かなりの時間を経たのを肌でもって感じました。(…

赤木圭一郎 3 〜旅路〜ふたりの渚〜若さがいっぱい〜月に咆える男

赤木圭一郎さんは、雰囲気は現在の30歳前後にも見える程の、さまざまな人生を経てきた存在感と貫禄がありまして、顔立ちは割とワイルドながら、粗野な雰囲気を纏わず、育ちの良さが滲んでいるのも魅力的です。まだまだ、これから後に更に厚みを増して、幅広…

赤木圭一郎 2 〜夕日と拳銃〜トニーとジョー〜野郎泣くねえ!!〜明日なき男〜

赤木圭一郎さんは、その何処と無く影を帯びた眼差しや振る舞いが劇中では知られますが、、素と思しきインタビューなどを聞いてみると、、極めて育ちの良さげな等身大の青年だった事が偲ばれます。^^映画 拳銃無頼帖 電光石火の男 からの、、軽快なウクレレ…

赤木圭一郎 1 〜霧笛が俺を呼んでいる〜男の怒りをぶちまけろ〜不敵に笑う男〜黒い霧の町

赤木圭一郎さんは(ハリウッドスターのトニー カーティスに似ていたからとされ、、愛称 トニー)日活アクションの黄金期に、石原裕次郎さん(タフガイ)、小林旭さん(マイトガイ)、和田浩治さん(やんちゃガイ または ヒデ坊)、、後に宍戸錠さん(エースのジョー)…

真木不二夫〜南海の首途〜泪の夜汽車〜パラダイス東京〜恋の十字路

眞木不二夫さん(戦前〜戦時下の軍国歌謡時は小谷潔と名乗っています。)は戦前歌謡の流れを色濃く組み、、また、その甘くテナーな、高めの軽やかな声質の美声で、、繊細な趣きと心地よさの表現豊かに、歌曲を歌われています。^^勇ましい重厚さが漂っていて…

藤島桓夫 2 〜また来た港〜村の駐在所〜月の法善寺横町〜

藤島桓夫さんは愛称がオブさん、、なのですが、その由来の理由は判らず仕舞いで、、ただ、一説には大好きだった 御茶漬けから来ている可能性がある、、との説が紹介されていました。^^その民謡調の滑らか かつ高らかな節回しと、声質は、、豊かに 浮世の人…

竹山逸郎〜泪の乾杯〜異国の丘〜別れの夜汽車

竹山逸郎さんは、和の悲哀が軽やかに流れるようなマイナー調な曲調に似つかわしい、、そこはかとない哀切さの趣きを感じさせる歌唱をされる方で、、声質はレコードでも聞き取りやすい やや高めのバリトン、、当時の流行歌らしい心に沁み入る様な声質をされて…

美空ひばり 4 〜陽気なボンボン売り〜あの丘越えて〜リンゴ追分

美空ひばり さんは、この頃には卓越した歌唱力を持つ少女としての歌唱から、、まだまだ年齢としては少女ながら、子どもらしさを前面に押し出す歌唱は控えはじめ、、ほぼ 後々と同じ歌唱法となり、完全に大人の深い味わいを醸し出した歌唱をする 少女へと移り…

美空ひばり 3 〜ピアノとヴァイオリン〜裏町のカナリヤ〜頬寄せて

美空ひばり さんは成長とともに非常に低音が大人びてきていて歌の安定感も増して、、歌詞の表現力にも 民謡調の声の揺らぎがハッキリ現れはじめ、歌の情感の幅が更なる広がりを見せ始めています。^^ピアノの弾む音が、テンポよく、底抜けの明るさが心地よ…

伊藤久男 2 〜恋を呼ぶ歌〜イヨマンテの夜〜あざみの歌〜

伊藤久男さんは戦後には、その軽やかで、高らかさのある、、非常に細部までこだわって歌唱可能な、細やかで巧みな表現力、、クラシックに裏打ちされた技術を生かして、歌謡曲でも人気歌手として幅広く知られる事になります。戦後は古関裕而さん作曲の勇敢な…

若原一郎 2 〜歌で別れる港町〜裏町のピエロ〜丘にのぼりて

若原一郎さんは、、そのソフトで、鼻に掛かるような やや高めの暖かみのある声質は非常に情感豊かに、それでいて、軽快で弾む様な歌唱をされていて、、技巧派の民謡から和の叙情、、そして笑える様な剽軽で愉快な人々を勇気付ける ものまで、まさに自由自在…

高峰秀子〜カルメン故郷に帰る〜カルメン純情す〜織井茂子

高峰秀子さんが、清純路線から脱した、、日本の国産映画で初の総天然色、、カラー映画と謳われた、木下惠介さんの監督の「カルメン故郷に帰る」。高峰秀子さんは、戦前から小津安二郎さん監督の映画などで名子役として目覚ましく活躍され、、戦後は、銀座カ…

旗照夫 〜あいつ〜爪〜ペギー葉山〜男性コーラスグループ〜ダーク・ダックス〜デューク・エイセス〜ボニー・ジャックス

旗照夫さんはジャズ シンガーであり、、非常に甘く優しい、落ち着いた低音の美声が秀逸、、洒落た方で、、デビュー当初から当時のムーディーな洋楽のヒットソングや、洋画の映画音楽などのカバー曲を多数、、情感豊かに見事に歌われていますね。^^(アップ…

村田英雄 2 〜王将〜田原坂の美少年〜

時に、ド演歌と称されたりもする、村田英雄さんの歌ですが、その浪曲由来の民謡にも対応される軽やかな歌唱法は卓越していて、、浪曲ファンの世代にも、自然と受け入れられる歌謡曲に見事に昇華させています。^^昨今の様に、明確に歌の分類がなかった当時…

村田英雄 1 〜無法松の一生 度胸千両なし〜度胸千両入り〜太陽に祈ろう〜栗塚旭

村田英雄さんは、非常に重厚感と迫力のある情緒あふれた演歌調、浪曲?の歌唱をされる方で、浮世の人生にある悲喜を歌われたり、、そして、時には人々に勇気や活力を与える壮大な歌を細やかに、、また潔く、地に足のついたムードで穏やかに情緒深く表されま…

藤島桓夫 1 〜破れソフトのギター流し〜初めて来た港〜さよなら港

藤島桓夫(たけお)さんは、水兵さん、水夫、船長さん、 船乗り、、(海軍?は違いそうですかね。笑)といった各地を転々とする船員のイメージを醸し出した マドロスの歌を歌われたイメージが強い方であり、、そういった衣装を着られていた写真も多々あります。…

美空ひばり 2 〜橋のたもとで〜夜霧ふたたび〜あきれたブギー

美空ひばり さんは子ども時代の方が歌が上手かったと時折いわれる通り、、すでに完成された歌唱は、言われないと判らない程に大人の様であり、恐るべき才能に満ち満ちています。(しかも、凡ゆる曲調や歌い方に対応可能です。)また映画やレコードのリリースの…

三橋美智也 2 〜星屑の町〜また来るよ〜ご機嫌さんよ達者かね

三橋美智也さんは、、男性歌手ではNo. 1とされ、、戦後を代表する人々の心を捉えて離さなかった名歌手であり、、浪曲、民謡由来の非常に細かな、また伸びやかな発声を自由自在に 、変幻自在にコントロールされた歌唱は素晴らしいものです。^^繊細で 優しく…

美空ひばり 1 〜東京キッド〜青空天使〜ひばりの花売娘

敗戦後の混乱期、都市では飢えが蔓延して、、まさにドン底の世界を現実として生きていた人々の心を支えたと言われる、、戦後の最大の押しも押されもせぬスーパースターだった美空ひばりさん。幼いながらも、その存在感と、圧倒的な歌唱力は、信じられない程…

三橋美智也 1 〜あの娘が泣いてる波止場〜おさらば東京〜

三橋美智也さんは戦後1950年代の歌謡界に美空ひばり さんと並び称される程の存在感を示された程の人気歌手で、、島倉千代子さんの様に民謡も得意とし、沢山の作品を残されています。デビュー曲であり、和の民謡の情緒な愁いが、そこはかとなく哀切に漂う「酒…

小坂一也 1 〜さすらいの旅人〜青春サイクリング

小坂一也さんはロカビリー、カントリー歌手であり、、日本での和製ロックン ロールの最先端、、1番の先駆者だったと言われています。ワゴンマスターズとして、、時代を先取りした早くからの、、エルヴィス・プレスリーや様々なカントリーの洋楽カバーを、滑…

石原裕次郎 2 〜鷲と鷹〜男の横丁〜嵐を呼ぶ男

昔の映像で、石原裕次郎さんと北原三枝さん御夫婦の関わりの様子を見ていると、、非常に様々なお世話を石原裕次郎さんが まき子夫人に焼かれていて、微笑ましいものですね。^^(繊細でナイーブな性格をされた様子ながら、、こまごまとした活動は 大雑把?あ…

三浦洸一 1 〜さすらいの恋唄〜落葉しぐれ〜男なら

三浦洸一さんは、、その繊細なムードや情緒を醸し出す、やや高めの甘い声質で、、流れる様にスムーズに歌われた、表現力の豊かな 歌唱が心地よく、、1950年代の流行歌らしい、哀感と叙情性を秘めた歌を、丁寧に歌われています。^^穏やかで優しく暖かな曲調…