〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

ちあきなおみ 2 〜喝采〜夜間飛行〜夜へ急ぐ人〜ルージュ

ちあきなおみ さんの表現力は卓越していて、、

声の抑揚から息の抜き加減、緩急すべてを自在に操り、歌の世界に憑依されたかの様に感情移入して歌われます。^^

(美空ひばり さんのモノマネでも才能を爆発させていました。)


特に初期の歌の殆どが、、伊東ゆかり さんのヒット曲「小指の想い出」を作曲された鈴木淳さんの作曲です。


特に有名な、、最愛の人の死を茫然としながらも歌手としての定めを健気に果たす歌詞と、表現の繊細さが哀しみを呼ぶ「喝采」、

、気丈に相手の為を想いながら、恋の終わりの辛さ苦しさ、不幸な自身の人生を噛み締めながら、熱い涙を隠しつつ、、飛行機にのり、去りゆく歌の「夜間飛行」、、


この二曲はどちらも、細川たかし さんの「北酒場」や、ヒデとロザンナの「愛は傷つきやすく」を作曲され、、内田裕也さんと活動された事でも知られる中村泰士さんの作曲です。


そして中島みゆき さん作詞作曲で、女性が向き合う女性心を哀切に、そして正直に表現する「ルージュ」

(より中島みゆき さんに忠実に歌唱される研ナオコさんの歌、、

「あばよ」「愚図」「LA-LA-LA」(ラ-ラ-ラ)、「かもめはかもめ」「みにくいあひるの子」、、等も更に中島みゆきワールドそのままに全開ですね。^^)



夜へ急ぐ人」、、

こちらは憑依系の面白い曲として話題に上る事も多いですね。

ちあきなおみ さんの気が触れてしまったかの様な仕草と奇声を特徴としながら、夜の世界の闇に引き込まれていく様を歌いきります。笑^^



あと、、水原弘さん(黒い花びら、黒い落葉、君こそわが命、、のヒットで知られます。)の名曲であるB面曲の「黄昏のビギン」のカバーで、、そのビギンの世界観を独自の叙情的なムードでリバイバルさせましたね。^^