〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

岡晴夫 3 〜憧れのハワイ航路〜パラオ恋しや〜若いときャ二度ある〜今日も雨だよ〜二度と呼ぶまい

岡晴夫さんの曲はきわめて沢山あり、その70〜80年前 当時からの非常な根強い人気ぶりが、そこからも伺い知れます。^^



また岡晴夫さんの歌は、知り合いの70歳前後以下の方では、もはや知らない方も多いので、かなりの時間を経たのを肌でもって感じました。(亡くなったのも1970年と 早かったせいでもありそうです。)



戦後間もない時期の歌ながら、、

海外ハワイへの夢が広がり、その明るく華やぐウクレレの音色のながれる軽やかなサウンドと歌唱がこの上なく有頂天で楽しい「憧れのハワイ航路」




1941年の、、

南国の海に潜る情景と、爽やかで爽快な異国情緒を前面に押し出した歌詞に、優しい音色のストリングが そっと緩やかで優しい「パラオ恋しや」



情緒的で淡い静けさのある、どこか暖かで穏やかなサウンドに、、そっと人生の愁いを帯びる「東京の横顔」(プロフィール)




物憂げなマイナー調に別れの辛さ苦しさの募る様が、軽快なリズムで描かれた「東京の青い鳥」




リズミカルで重厚なマイナー調に、これからの長い別れの寂しさと、そこはかとない孤独が綴られていく「啼くな小鳩よ」




1949年の戦後の混乱期の曲で、アップテンポで焦燥の漂う颯爽としたマイナー調に、、若者達の日々にある街での朗らかな暮らしと、、明日への希望の映し出される「東京の空青い空」




とてシャン、、という昭和初期のたいへんな美人を表す面白い言葉が出てきていて、、


剽軽なユーモラスさが音頭風であり、、歌詞の晴れ晴れとした底抜けに明るい能天気さと、曲調の軽やかさも心躍る様に楽しい、、

人生の応援歌とも言える「若いときャ二度ある」




上原げんと さん作曲で1948年の、、明るく溌剌とした朗らかさで、、明日への希望の情緒を表した「二度と呼ぶまい」




明るく軽快なユーモラスさで、別れに泣いた日を振り返りながらも、、どこか軽い剽軽さが際立っていて楽しい「今日も雨だよ」




重苦しいマイナー調に、、うらぶれてしまった人生が そっと語られていく哀愁が辛い「男のエレジー



などなど、、岡晴夫さんは、爽やかで朗らかな曲調を中心にしながらも、時には非常にマイナー調の曲も味わいを持って、見事な歌唱を披露されています。^^