ガロ(GARO) フォーク 2 〜姫鏡台〜二人だけの昼下り〜僕はしなないだろう〜憶えているかい
ガロ(GARO)は60年代〜70年代の洋楽カントリーのイメージ、世界観を見事に忠実に再現、踏襲しているフォーク グループだと感じます。
メンバーのマークこと堀内護さん、同じくメンバーのトミーこと日高富明さん、、
そして村山邦彦さん、すぎやまこういちさん による作曲が多く、メロディの美しさと、三人のコーラスにピッタリとハマるバランスの良さは群をぬいています。^^
晴れやかで爽快なメロディに、明るく高らかな若々しい歌唱が、清々しく優しく響くフォークらしいながらも、、
とても現代的な匂いもする「一人で行くさ」
優しいセンチメンタルさと、淡い暖かさが情緒的なサウンドに映えていく「涙はいらない」
ヒッピー時代の余波らしく、軽快で溌剌とした楽しく弾むサウンドが楽しい「明日になれば」
フォークらしい淡々としたサウンドに、、
トミーこと日高富明さんの、郷ひろみ さんの様な甘えたな声質の歌唱での、当てなく街を歩く事、そして風景を、、
どこか暖かに情緒的に爽快、かつ壮大さを滲ませ描いた「散歩」
軽快で華やかなサウンドから、緩やかな哀愁漂う曲調に流れる様に趣の余韻を残し移っていき、、コーラスのハーモニーが見事に交差して美しい「二人だけの昼下り」
トミーさんが主のボーカルとして活躍されたシングルA面曲で、、
アップテンポな淡い愁いの始まりから、パワフルでドラマティックな緊迫した展開と歌唱、、
そして締めのサウンドに不思議な別れの余韻が 静かに そっと残された「一枚の楽譜」
繊細でロマンティックな優しいメロディに、細やかな哀愁の甘美さが映えた「憶えているかい」
二人の虚しい関係性からの別離に、何故か沸き起こる哀しみ、後悔の嘆きを、、
穏やかな優しさで映し出していく、、甘く切ない情緒が、胸に迫り情感的に流れ、余韻の後半部のサウンド展開も胸に沁み入る「姫鏡台」
マークさんによる歌唱で、、
どん底の苦しみや辛さも越えていける、、愛の想いを辿って、頼りに生きていける姿が、、静寂の暖かさに、シットリと包み込まれていく「僕はしなないだろう」
淡い情感が溢れ、晴れやかで清々しく駆けていく様な、、若々しく楽しいひと時の幸せを、穏やかに語りかける様にマークさんを中心に歌われた「ピクニック」
などなど、、
歌唱力のパワフルさで押し切るのとは かなり違う、、人情味のあるボーカルとコーラスの微妙な匙加減が、歌の優美さを細やかに支えています。^^