〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

河合奈保子 2 〜青い視線〜ムーンライト・キッス

河合奈保子さんは、1980年デビューで、柏原芳恵さんと同じく大阪出身の人気アイドル歌手であり、、


路線としては松田聖子さんの様にアイドルらしい道を歩まれていて、、

また、その歌唱力の高さは折り紙つきです。



幸せと嬉しさ、喜びに満ち満ちた、楽しく明るい弾む様な曲調のデビュー曲で、、メルヘンチックな情景に例えて恋愛の心を唱う「大きな森の小さなお家」



切なさの漂うマイナー調の始まりから、、曲が明るい若々しい青春の盛り上がりをみせる「ヤング・ボーイ」



そのB面曲であり、、

爽快で明るく広がりのあるサウンドからの曲調の変化が哀愁を帯びていて、、

また高らかで、伸びやかな歌唱が生かされている「青い視線」



河合奈保子さん お得意の転調と、、緊張感が緩急 付けられつつ、、

マイナー調から、メジャー調にうつり、、幻想的で文学的な情景描写を挟み、、ついていく決意の愛を描く「愛してます」



謡曲らしい曲で、、

焦燥感から明るい曲調にうつり、また不安な感情に落ち着く、、目まぐるしいサウンドの変化が、年齢的な揺れを表している様な「17才」



明るく疾走感のあるアップテンポで、、幸せな初恋の 溌剌とした楽しさ嬉しさを この上なく描く「スマイル・フォー・ミー」



英語の 合いの手が印象的で耳に強く残り、、カスタネットを叩きながら歌う姿が印象深く、、

アイドルらしい、清涼感のある非常にキャッチーでポップで正統派な歌の始まりから、、

緩やかでムードのあるロマンティックな歌唱を経る「ムーンライト・キッス」



、、河合奈保子さんは転調が繰り返されたりアップダウンして変化が細かに付くのが多く、実力派歌手としてのチャレンジがあります。


軽やかで燦然と輝く、、まるで曇りのない、果てなく突き抜ける様なポップさと声の甘々さは松田聖子さんに譲るものの、、


清らか清純、飾らない雰囲気と、技巧的な歌の歌唱は 河合奈保子さんに軍配が上がりそうです。^^