山口百恵 1 〜ささやかな欲望〜秋桜〜Cosmos(宇宙)〜オレンジ・ブロッサム・ブルース
山口百恵さんは70年代を代表する歌姫、時代を象徴するアイドル〜味そして深みのあるシンガーだと言われたりしますね。^^
その御自身の不幸な生い立ちからか、厚みのある歌の世界を表現される事に、とても長けていらっしゃいます。
哀感と母への愛情を深く寂しく表現された、さだまさし さんの「秋桜」が一番有名でしょうか。
そして「ささやかな欲望」、、こちらも相手の為に遠ざかり離れる事を選んだ悲痛さを、余す事なく表されています。名曲だと思います。
そしてアルバム曲である壮大で、一途な真実の愛を、宇宙の旅と共に神秘的に描いた「Cosmos」、
突然の別れと、再会への半ば諦めの様な?感情を匂わせた、虚しい大人の情感を気怠げに歌う、、阿木燿子と宇崎竜童 夫婦のコンビ作の「オレンジ・ブロッサム・ブルース」、、
想い出の中の無邪気な二人と、大人になっていく内にある、定めとしての想い出への別れが比喩を通して穏やかに語られる「想い出のストロベリーフィールズ」、、
こういった曲達に山口百恵さんのシンガーとしての奥行きが、にじみ出ていると感じました。^^