〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

山口百恵 3 〜横須賀ストーリー〜夢先案内人〜乙女座 宮〜おだやかな構図

山口百恵さんは、基本はデビュー曲の

「としごろ」以降は、マイナー調の曲を歌われる事が極めて多かったのですが、(もしくはロックの様な激しい路線。)

夢先案内人、乙女座宮は彼女にしては珍しく翳りのない明るいイメージの歌です。



横須賀ストーリー」は大ヒットし、山口百恵さんがアーティスト路線を歩まれる契機となる歌ですが、、内容がかなり意味深であり、、

諦めにも似た惰性の関係を続ける内容。

(17才の娘さんが歌うには重苦しすぎる様な?汗

しかし山口百恵さんは、うら若くして、歌の世界を何故か完璧に表現できています。)


その阿木燿子、宇崎竜童 夫妻 による、、

夢先案内人」は静けさの中にも、深い愛情と暖かさに包まれ愛しあう二人の物語を、美しく幻想的な風景を叙述した、詩の世界とともに歌っています。


そして続く夫妻による、、

「イミテイション・ゴールド」では、またガラッと様相が変わり、、


やや奔放な大人の女性が、今の相手と昔の相手の様々な点を無意識につい比べてしまい、相手への罪悪感を感じてしまう内容で、阿木燿子さん的な女性らしさのある詞。


(阿木燿子さん作詞の、 ジュディ・オングさんが歌唱され大ヒットした「魅せられて」に通じる、、男性が描く女性ではなく、女性が描く、本来の真実の女性像を感じますね。^^ )


そして更に夫妻による「乙女座 宮」は、再び有頂天?な雰囲気となり、好きな相手への愛情を星座を用いながら、明るく朗らかに印象付けながらロマンティックな詩の世界を歌っています。


ところで来生えつこ来生たかお さんコンビによる作品で、優しく幸せな生活を歌う「おだやかな構図」、、これは山口百恵さんが実際に目指した世界観と思えて仕方ないくらい、、


お互いに対する愛で満ち足りた暮らしを、日々の何気ない愛に溢れた暮らしを、表している歌ですね。^^