〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

奥村チヨ〜なかにし礼の恋三部作〜恋のドレイ〜恋泥棒〜恋狂い

奥村チヨさんは、「恋の奴隷」「恋泥棒」「恋狂い」という、なかにし礼が作詞した恋三部作   等、かなり大人向けのお色気たっぷりとした色っぽい歌唱と歌詞の歌で、よく知られています。


そして「北国の青い空」(この唄は渚ゆう子さんのバージョンも とてつもなく素晴らしいので是非、聞いてみて欲しいです。)

「終着駅」と言った女性の情念の様なものを歌った唄でも有名でしょうか。


今回は恋三部作について書きたいと思います。

恋のドレイ  は言わずとも知れた、恋に落ちた女性が男性に追いすがり、どんな扱いを受けても、酷い目にあわせられ様とも、あなたから離れられない〜、という様なお色気路線なソングなのですが、割と面白い内容というか、当時の世間一般の方々も、深刻に男女の深淵な情念の歌と認識していなくて、何だか面白いから流行っていったという感じじゃないかな?、と勝手に推測したりしています。^^


(例えば、森山加代子さんの、白い蝶のサンバもどちらかと言うと、セクシーというのか、かなりエロティックでセクシャルな唄ですよね、歌詞 自体は。汗

リズムがサンバ風で、弾む様にコミカルかつ憶えやすく、楽しい感じなのです。^^

やはり当時の親世代は聞かせたくない歌だったそうですよ。汗)


恋泥棒、は割と大人しめな内容で、お茶なんかに誘われているうちに、思わぬところで女性の方が恋に落ちてしまう、という内容。

しかし、この独特のセクシー歌唱で色っぽい歌みたいになってしまっていて、耳から離れませんね。笑


そして、恋狂い、これは凄い歌です。色きちが○い?  かの様に心を乱されているというか、奥村チヨの、溜息の様な誘惑的な特性が最大限に活かされてます。

彼女は歌の上手さは勿論、十分過ぎるくらいにあるのですが、内在された個性的な表現力は、ある種の恥知らず〜且つ、破廉恥 極まりないながら(失礼。笑)、もう突き抜けていて、他の追随を許さないものだと感じました。^^