〜歌謡曲に溢れた風景〜日々〜そして洋楽〜

レトロ歌謡曲&洋楽ファンの日々。

ザ・モップス〜朝まで待てない〜たどりついたらいつも雨ふり

ザ・モップスグループサウンズのスーパーヒット集団ではないものの、、当時海外で流行っていたヒッピー時代に誕生していた サイケデリック・ロックのイメージの模倣を試みた路線のグループで、、


 それぞれが普段着だったり民族衣装だったりされながら衣装に統一感のないメンバー構成が特徴、、鈴木ヒロミツさんがメインボーカルのグループです。



テンプターズ「エメラルドの伝説」といった大ヒット曲やタイガース等にもグループサウンズを作曲し、、

また細野晴臣さん鈴木茂さん松任谷正隆さん佐藤博さん、林立夫さんらの、、今では大御所のミュージシャン、プロデューサーのグループ「ティン・パン・アレー」を発掘し、、


そしてユーミンを歌手としてデビューさせた功績のある、村井邦彦さん作曲で、、


歌詞は阿久悠さん作詞の、、どこか言いようのない虚無感と焦燥感の混雑がある、当時の典型的なサウンドで、、1967年のグループサウンズ曲「朝まで待てない



そして70年代に入ってからのスマッシュヒットとなる、、


カントリーロック風で、、ヒッピー的な流浪(流れ者の各地を流れる様子)を歌う長閑な曲ながら、、矢沢永吉さんの様にややしゃがれた熱く激しいロッカーな歌唱を特徴とする、、

吉田拓郎さん作詞作曲で渾身の「たどりついたらいつも雨ふり


その名前からして、モップ頭??を連想させる それだけでもモップスの存在感は特異なので、記憶に残る方も多いでしょうか。^^

研ナオコ 2 〜女心のタンゴ〜愚図〜一年草〜LA-LA-LA〜あばよ

研ナオコさんは、唯一無二の、非常に独創的な世界観を歌われていて圧倒的な存在感を持っています。^^笑


森田公一さん(森田公一とトップギャランとして、、青春時代、想い出のピアノ、、のヒットで知られる。)と阿久悠さんのコンビの痛切なタンゴ調であり、どぎつい歌唱で恋の終わりに苦しむ曲「女心のタンゴ」


切なくも、道化を装ってしまい 意中の相手に正直になれない自虐に苦しむ歌である「愚図」、、


最後の歌詞で、、一年草が好きなのは、実は相手だった事が判明する、不思議で静寂な哀愁のある「一年草」は、阿木燿子さん、宇崎竜童さんコンビの作品で、、



中島みゆき さん作品で、、あまりの辛い内容に、あんなに涙ぐましい表現力のある研ナオコさんに歌わせる勇気が凄いというのか、むしろ的確なのか、、、

LA-LA-LA、あばよ 、かもめはかもめ  

といった叶わぬ恋に去り際の哀しみを残す曲。


明るく切ない歌ながら、歌詞は恋人がいる相手に弄ばれてしまい一人で踊るという「ひとりぽっちで踊らせて」


あまりの幸薄さと、これでもかという位の酷い扱いに衝撃を受けてしまう様な歌詞の「窓ガラス」「みにくいあひるの子」


阿久悠さん、都倉俊一さんコンビの「口紅をふきとれ」

こちらは何と、アーティストに成長した山口百恵さんの歌いそうな 未練が未だある弱さを嘆きながらも、、

強い女性としての感情の吐露、ルージュを拭きとり、女性である事をやめよう〜との表現があり勇ましい。^^


しみったれて泣いているイメージの情感溢れる 研ナオコさんな だけではなく、、

カッコよく歌われていて、歌手としての深みに感激しました。^^

カツオのタタキの美味しさ〜ひと工夫

買ってきたカツオのタタキは、そのまま食べても勿論、美味しいのですが、更に美味しくするには、、


買ってきたタタキに大量のネギと刻みニンニクと大葉、オリーブオイル、おろしポン酢(おろしポン酢の代わりに和風ドレッシング、イタリアンドレッシング等も合います。)、、

などをかけると良いですよ。^^

後は、お好みで、おろし生姜(練り生姜、チューブ入り生姜)も合います。


こうする事によって、普段とは違う異国風の風味になり、かなり旨味、味わいが増し、、


更には健康にもよいメニューに早変わりしてくれます。^^


ほんのすこしの一手間で満足感が上がりますし、ご馳走にもなるので是非是非、騙されたと思ってお試しください!^^



鰹のタタキは生物ですし、非常に足が速いので(傷むのがはやいので)

できる限り美味しく手早く、食べてしまいましょう!^^

浅香唯 2 〜C-Girl〜セシル〜Melody〜バンド

浅香唯さんは スケバン刑事Ⅲで大ブレイクを果たし、、一躍スターダムにのし上がりました。^^


そして、スケバンでの歌の大ヒット後も、その歌唱力を生かして、

夏のカネボウのイメージソングである

弾ける様な夏の海での戯れを、爽快に眩しく描写された「C-Girl 」


大人になる事に付随する弱さを知り、優しい労(いたわ)りを歌う、、

サガン原作の小説が題材である

映画「悲しみよ こんにちは」の主人公の名から採られた「セシル」


明るく爽やか、、幸せな雰囲気の中、躓(つまず)き傷ついた人への励ましと愛を描写する「Melody」


当時の最新の洋楽風のダンサブルで お洒落なムードを漂わす主演された浦沢直樹さん原作の漫画からの映画「YAWARA!」より、、「TRUE LOVE」



そしてCMタイアップ曲で、90年代主流になるバンドで、、激しくロックを歌いこなす「恋のロックンロール・サーカス」続く「DREAM POWER」

「Chance!」と時流に合わせ、うまく対応して脱皮をしました。^^


などなど、器用に時代に適応されながら実に様々な曲を歌唱されています。^^

研ナオコ 1 〜大都会のやさぐれ女〜うわさの男〜第三の女〜

研ナオコさんは、コントでの志村けん さんとの奇妙で楽しい掛け合いで知られ、またお顔立ちも とても個性的な方です。

そして歌唱力も高く、情感豊かに人の奥深い哀しみや、諦め、、どこか荒んだ人情を多目に歌われていますね。^^

1971年のデビュー曲である「大都会のやさぐれ女」では弱冠 17歳にして 大都会で捨てられた、、心に潜ませる闇深さを、ガラッパチ、、捨て鉢な雰囲気で パワフルに表現されていて驚かされます。^^汗


また、そのB面の「御免遊ばせ」は非常に明るい民謡調で、
A面とは打って変わり、爽やかで色っぽいコーラスと織り成されるノスタルジーが心地良い、、楽しくコミカルな歌です。^^


そして底抜けの明るさと、研ナオコさんの江戸っ子?スケバン風の口調と、巻き舌がスパイスとなり軽快で面白い、、気軽に語りかける様な歌詞の「うわさの男」


ややジャズ風の お洒落な雰囲気の曲ながら、、間に挟まれる早口の恨み節??の歌唱の深い切実さと、、基本は迫力ある発声で歌いきり、、緩急をつけ パンチのある歌唱力を発揮する「第三の女」(瀬川瑛子さんの様な声で、相手への重苦しい恨みを歌うのは圧巻です!^^)

この様に初期の楽曲では、より研ナオコさんの歌唱力と、醸し出す独特の深い世界を楽しむ事ができますね。^^

雑誌ゲーメスト〜ゲーム雑誌〜格ゲー

兄がゲームや ゲーム雑誌を沢山買って読んでいたので、家にゲーメストが多数 残っているのですが、、

(また兄はプロレスや格闘マニアでもありました。^^汗)


このゲーメスト、、90年代にアーケードの格闘ゲーム(格ゲー) ブームがあり、、


その格闘ゲームを題材とした漫画や、他にもオリジナルな格闘系作品が多数掲載されているのですが、、


漫画のクオリティーが 類を見ない程とてつもなく高いです。

ストーリーは勿論練られていますが、、ストーリーだけでなく、、


人物の様々な角度からの多面的な描き方や、鋭く速い動きの描写、、筋肉の躍動感や 身体の体勢と共にある細かい筋肉の変化の様子、、

など複雑なモノが、あまりにも 現実に即してよく描かれているので、、

(凄まじい努力と才能だと思います。あとキャラクターへの深い愛情。^^笑)


現在は殆どの方が御活躍されていないのに驚くほどです。^^


70年代〜80年代〜90年代頃の漫画は割とユニークで 漫画らしい??特徴的な作品が多いイメージがあるのですが、、


このゲーメスト内の作品はハイレベル過ぎて、この時期に深く写実性を追求している姿に感動してしまいました。^^

山本コウタロー 走れコウタロー〜岬めぐり〜あの日の僕でなく

山本コウタローさんはソルティ・シュガーとしては、、「走れコウタロー」という滑稽な競馬ソングの様なもので、、

(歌内のアナウンスもギャグ漫画の様な面白さ!笑)大ヒットを記録しているのですが、、


そこからガラッと雰囲気を変えて、山本コウタローとウィークエンドとして、、


恋人を失くした事を匂わせる哀しみとやるせなさの失意の中、、一人で岬を周る内容。

曲調は極めて広がりのある優しいものでハーモニーも美しい「岬めぐり」も大ヒットしました。

とても癒される様な温和な声が特徴です。


そのB面で、、こちらも心残りのある別れを題材にしながらも、軽快で 今も愛が変わらず残っているかの様に幸せな過去を振り返っている、、楽しげなフォーク曲「あの日の僕でなく」


眩しかった日々が過ぎ、哀愁に包まれながらの「落ち葉の舗道」、、


恋人を残して、手紙も残さず寂しげな一人の旅に出る「はぐれ雲〜」、、

ノンビリとあて無く、気ままに各地を行く「めぐる季節に」


優しく穏やかな歌声は、聴き手の心を和ませてくれるもので、フォークの典型といえる旅を題材に素晴らしい歌を残しています。


岡田有希子 2 〜花のイマージュ〜秘密のシンフォニー〜花鳥図〜ロンサム・シーズン〜

アーティストとして花開き始めた岡田有希子さんの最終シングルとなってしまう、、かしぶち哲郎さん作詞 作曲で、、

どことなくメロディがクラシック風かつお洒落かつ謎めいて艶やかな情緒のある

「花のイマージュ」


(松田聖子さん作詞、坂本龍一さん作曲のポップで耳に馴染む曲で、、沢口靖子さんの出演された、カネボウのCMソングであった「くちびるNetwork」の前シングルで、、


ダンスミュージック風でマイナー調のムードから転調となるミステリアスな雰囲気の、、

「Love Fair」も かしぶち哲郎さんの作詞作曲です。)


そのB面の  やはりクラシック風で神秘的で運命的な静けさの余韻を残す、、大貫妙子さん作曲の「秘密のシンフォニー」


アルバム「十月の人魚」収録で、、

小室哲哉さんの作曲の独特な雰囲気の詩の世界とリズムの複雑さが面白い「水色プリンセス -水の精-」


かしぶち哲郎さん作詞作曲の、、穏やかな静寂の中にある愛を描いた「Bien」


財津和夫さん作曲の浮遊感と非現実的な無限の趣のある「花鳥図」


また竹内まりや さん作詞作曲の、、心残りのある、、しかし、、運命として、うまくいくはずの無かった恋愛の  名残りの寂しさを歌う「ロンサム・シーズン」


岡田有希子さんの明るく優しさの溢れる歌唱が、どこか寂しく聞こえる初期の曲「Believe In You」



アイドル歌手からアーティスト歌手としての岡田有希子さんの実力が伸び始めていたというのに、、

これ以上の作品が残らなかったのは、たいへん残念な事ですね。。

岡田有希子 1 〜ファースト・デイト〜リトル プリンセス〜-Dreaming Girl-恋、はじめまして〜Summer Beach

岡田有希子さんは 1984年デビューで菊池桃子さん、荻野目洋子さん、渡辺桂子さん、宇沙美ゆかりさん、長山洋子さん、、らと同期になります。


とても頭脳明晰、頑張り屋、清純可憐で才色兼備なイメージの方で、、

自然で穏やか、おっとりとした雰囲気をまとわれ、、歌も基本は普段着で歌唱をされる菊池桃子さんとはカラーが かなり異なる、、と言えそうです。

歌もお上手で、情感を鋭く繊細に、そして深く表しています。


デビュー曲から立て続けの三曲シングルA面は竹内まりや さんの作詞作曲です。


デビュー曲であり、、マイナー調の特徴的なイントロから、明るい曲調に切り替わり、、再びマイナー調で終わる最初のデートの喜びと不安を表す「ファースト・デイト」


初々しく楽しげなデートの幸せを 心から優しく表現している「リトル プリンセス」


少しずつ大人へと変わっていく、未来への希望と期待に胸を踊らせる「-Dreaming Girl- 恋、はじめまして」


こちらはB面で、噂の相手への爽やかな片想いを手紙にし気持ちを伝える内容で、、歌詞のテンポが独特に途切れるユニークさのある、、

 「気まぐれTeenage Love」も竹内まりや さんの作詞作曲。


そして、ファースト アルバム「シンデレラ」からの同じく竹内まりや さん作詞作曲で、、


憧れの人への哀愁の漂う「憧れ」、幸せな二人の夏休みを優しく描いた「さよなら・夏休み」

などなど。竹内まりや さんワールド全開な 恋、デート、片想い が描かれています。



尾崎亜美さんの作詞作曲の

ニューミュージックで大人なサウンドの世界を繰り広げ、転調してからの一変するムードが堪らなく お洒落な「Summer  Beach」


デビューから少し時を経て、その中での歌手として、、むしろアーティストとしての更なる成長が伺い知れます。^^

まじかるタルるートくん1〜ファミコン〜レトロゲーム

バンダイから1991年に発売された、、
いろいろと物議をかもす存在の漫画家 江川達也さんが原作のギャグ漫画からの

まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!」はスクロールアクションゲームで、中々の難易度を誇っていて、初見では 敵の攻撃の特徴などが分からず、、かなり難しいと思います。^^汗

敵の動きに、割と それぞれ強い個性があり、蜂やイノシシ、カタツムリ、芋虫、象、牛、タコ、あんこう、アコヤガイ、魚、星、石、などなど急に球を撃ってきたり、突進してきたり。

ステージによっては、イノシシや星が大量に降りしきっていたり。^^笑

中にはタルるートでは魔法アイテムを使っても倒せない敵も多くいたりして。^^汗
器用に避けながら進む事になりますね。
(無敵状態になると、どんなのも倒せます。)

あと落とし穴や画面下に落ちるとミスになる場所が殆どなのですが、、タコ焼きで塞がれている落とし穴によっては、、
スペシャルなタコ焼きだらけのボーナスゾーンに移動できたりしましたね。^^笑

基本は立ち止まるとミスしやすいステージが多くて、、
走りながら、ジャンプしながら、流れに乗って突き進む事になると思います。^^

久保田早紀〜異邦人〜夢飛行〜25時

久保田早紀さんは、その綺麗なファルセットの高音と声質、、その御姿の美しさ、、そして神秘的な世界観の楽曲で知られたシンガーソングライターです。


大ヒット曲「異邦人 -シルクロードのテーマ-」は非常にキャッチーであり、、

中東でのエキゾチックな旅の日々にある光景と、、その中で周りから置いていかれる寂しさを感じながらも、、別れで負っていた心の傷は何故か異国で癒されていく、、という歌詞で、、音楽もアラビア?中東的な異国情緒をたいへんに意識されています。^^



そのB面の やはり異国情緒がたいへんに魅力的であり、またロマンティックでテンポよく、リズムも軽快ながら、、

美しい歌詞は、、別れからくる失意の哀切への耽溺に追い詰められ、、行き場のない悲しさ、そして、、それからの自由と救いを深く求めている「夢飛行」



残念ながらセールスには繋がらなかった セカンドシングルであり、、

久保田早紀さんが実際に目指したかった方向性の音楽とされ、、


歌い方も含め、美しい語彙を散りばめた歌詞、そして曲調、ムードも非常に無限の広がりを持ちミステリアスで神秘的な「25時」


久保田早紀さんが商業的に万人受けを狙うのではなく、、ご自身の秘めた世界の中で、世に羽ばたきたかった事を、そして 流されない芯の強さを感じる事ができます。^^

庄野真代〜飛んでイスタンブール〜モンテカルロで乾杯〜Hey Lady 優しくなれるかい〜

庄野真代さんは、久保田早紀さんの「異邦人」の様に、、中東のイスタンブールでのエキゾチックな世界観を描写した歌「飛んでイスタンブール」が大ヒットしています。


歌声は、声量はそれ程は大きくはないものの、明快で流れのある気持ちの良い歌唱をされています。


筒美京平さん作品である、、

人からの愛や恋に固執など全くない、奔放な女性の軽薄な恋を歌う「飛んでイスタンブール」は、、

ちあき哲也さん作詞の歌詞で、、欠かさず韻を同じ位置で踏むのが特徴でゴロがよく、耳に残り、聴き心地も非常に よくなっています。


次作の同様に、ちあき哲也さんと筒美京平さんコンビのエキゾチックで熱い雰囲気のある、、

こちらは相手が思わず待っていてくれた恋に情熱的に返り戻る内容の「モンテカルロで乾杯」、、



そしてポーラ化粧品のCMソングで庄野真代さんの作詞作曲である、、明るく 胸の ときめくような未来の始まりの旅を、、

煌めかせる様に歌う「Hey Lady 優しくなれるかい」


庄野真代さんのもつ、細かなリズム感、声の範囲の広さ、繊細な表現、高らかさ等の雰囲気がわかる仕上がりの曲で、とても素晴らしいです。^^

柏原芳恵 3 〜ガラスの夏〜めらんこりい白書〜カム・フラージュ〜タイニー・メモリー〜ト・レ・モ・ロ

柏原芳恵さんは情念というのか、、

一筋縄ではいかない様な複雑な恋愛、片想い、浮気心、、などの秘めておくべき悲哀、小悪魔心を繊細に表現される時に 断トツの強い情緒を発揮されます。^^


夜の大胆な誘いを泣く泣く断り、振られる不安と軽い嫉妬に襲われる「恋人たちのキャフェテラス」


哀愁から、明るく夏らしい曲調へ、、一気に飛び越え切り替わるユニークさのある

初期の曲である「ガラスの夏」、、


同じくデビュー初期の曲でありながら、

思いのまま許されない恋に付き進み、一人になってしまう哀しみの「めらんこりい白書」


松山千春さん作詞作曲で、このまま楽しく美しい想い出のままに 留めておこうと、相手が帰らない内に去りゆく決意を固める切なさの

「タイニー・メモリー


中島みゆき さん作詞作曲の熱く激しいパターンの中島みゆきワールドが炸裂する、、意中の相手に、偽りのカップルを演じさせられるのに、怒りを覚え、いつかキツイ仕返しを目論む「カム・フラージュ」


松本隆さん、筒美京平さんコンビによる、リズムよくアップテンポでダンサブル、、小悪魔的な女性の駆け引きを歌う「ト・レ・モ・ロ」


この様に、80年デビュー組の中でも異彩を放ち、松田聖子さんらがまだまだアイドルらしかった時期に、柏原芳恵さんは どんどん正反対に情念の歌謡曲に進まれていました。^^笑

柏原芳恵 2 〜春なのに〜花梨〜夏模様

柏原芳恵さんは妖艶で意味深な歌唱がアイドル時代の半ば以降は多くなります。

16歳くらいとは 思えない世界を体現されていて、幼さが全く感じられませんね。^^


大ヒット曲で中島みゆき さんの作詞作曲の

卒業時に想いを告げられないでいる哀切なムードがただ寂しげな「春なのに」



そしてアリスの谷村新司さんの作詞作曲で、、

相手がいながら、つよく想いながらも叶わぬ、、そして叶えられぬ 秘められた恋への募るばかりの憧れにある 浮気な心、どこか移り気さ  儚さ  を甘く香らせて匂わせてしまう、、意味深で文学的な曲「花梨」、、

柏原芳恵さんが優しく柔らかに、また穏やかに歌唱された情緒が秀逸です。^^



藤真利子さん作詞であり、オフコースで活躍された 松尾一彦さん作曲の、、

遥かで暖かな哀愁が漂う、不思議な広がりのある繊細さ幻想感で、忘れられない相手への想いをつのらせる「夏模様」


これらの曲の感覚は、後の高見知佳さんの歌唱のカバー曲であるシットリと甘く背徳的な「し・の・び・愛」


にも通じていて、、

これらの作品の趣きは、ある意味 不埒な世界を、柏原芳恵さんがどこか不幸ぶらずに明るく、ミステリアスに表す才能の凄まじさで成り立っていますね。^^


柏原芳恵 1 〜No.1〜第二章くちづけ〜乙女心何色?

柏原芳恵さんは、1980年デビューのアイドル歌手で岩崎良美さん、松田聖子さん、河合奈保子さんらと同期になります。


たいへん深く情感のある、、テンポのよいリズミカルな変化の中、歌の世界を聞かせる、艶やかな表現力を発揮される方で14歳とは思えない歌唱をされますね。^^


デビュー曲の阿久悠さん、都倉俊一さんコンビの「No1」でも、、

 いきなり自由で奔放、、緩急の複雑で軽快な雰囲気の曲調の中、、シットリ静かな 色気を振りまいています。


アイドルらしい明るくオールディーズな眩しい雰囲気の曲「毎日がバレンタイン」、、


続いて、、好き好き好き好き 透き通った〜と言葉を掛けて、大胆さと相手のドキドキ感を爽やかに歌う、、

やや岩崎良美さん風味の 高音が印象的な「第二章・くちづけ」、、



艶やかな吐息感とともに、恋して戸惑い揺れる心をアイドルらしくテンポよく明るく歌う「乙女心何色?」、、


変化していくリズムの複雑さと、、それに

対応しながらも更に強弱を柔らかく付けて歌う表現は 年齢を考えると信じられない技術で、驚くべき事です。^^