松田聖子 6 〜天使のウィンク〜ボーイの季節〜Caribbean Wind
松田聖子さんの曲はデビューから中盤頃に差し掛かり、ぶりっ子路線の歌唱の最高潮を迎え、、そこから洋楽の影響、、
特に歌唱もファッションもアメリカの人気歌手Madonnaの影響が極めて強くなり、Madonnaの有名な楽曲「Crazy for You」を華麗にカバーされたりもしています。^^
尾崎亜美さん作詞作曲の、天使と二役の歌唱で、切ない始まりから、、爆発的に明るくキャッチーさがこの上なくポップで楽しい、、、
ドラえもんの原作でジャイアンが歌うシーンもある曲「天使のウィンク」
松田聖子さんらしいぶりっ子な物語が展開される、明るく暖かでシットリとしたサウンドの中、、高音を炸裂させ高らかに歌う「七色のパドル」
サントリーのペンギンからのアニメ作品の、ペンギンズ・メモリー幸福物語のテーマの尾崎亜美さん作詞、作曲による、、
優しく緩やかながら、涼しげで壮大なサウンドの響きに、情感が溢れていて美しい「ボーイの季節」
松田聖子さんが神田正輝さん、峰竜太さん、宍戸錠さん、浜田朱里さんらと共演された映画 カリブ・愛のシンフォニーのテーマであり、、
非常にシティポップな落ち着きのある、、ムーディーなサウンドで、静かに別れを歌う名曲「Caribbean Wind」
復帰後初のシングル曲であり、、
神秘的で、有頂天に高らかなメジャー調で、幸せな争いのない国を突き抜ける様に歌い上げた「Strawberry Time」
どこか幻想的で、、淡くシットリした、甘く柔らかなサウンドの「ベルベット・フラワー」
松田聖子さんの初期の「ロマンス」と同じく非常に音程を取りにくい音が存在していて、、
辛い恋を二度としないと決めながらも、優しく柔らかに淡い、、ロマンティックな恋へと落ちていく神秘的な暖かさの「Pearl-White Eve」
Pearl-White Eveと同じく大江千里さん作曲であり、、
過ぎ去った輝く夏の想い出と相手との別れを、、
映画音楽の様な煌びやかなメジャー調の豪華なサウンドで、、
知らず知らずに傷ついた心とともに、、冬の季節に、そっと静かな愁いと、洒落た雰囲気の中で回顧している名曲「凍った息」
などなど、従来の松田聖子さん節が、そのまま光りながらも、様々な歌詞とサウンドの世界観にある、、
微妙な機微の情感を、丁寧に表していかれています。^^
バーブ佐竹〜女心の唄〜白い太陽〜何でもないんだ
その甘く低く、時にはやや高く高らかな、爽やかな 美声とのミスマッチさ、アンバランスさが特徴的となっています。^^
男性が描く女性心らしい、情念が穏やかに優しくムーディーに描かれた「女心の唄」
水原弘さんの様な、ムーディーでニヒルな愁いのサウンドにシットリとした甘い歌唱が冴える「白い太陽」
和の情緒、演歌風の侘しさの漂う、やや重苦しいマイナー調の趣のある「ネオン川」
ロマンティックで大人なムーディーサウンドに、、優しく柔らかな歌唱とハミング?が心地よい「何でもないんだ」
などなど、フランク永井さん、水原弘さんらと、また音色が かなり異なり、、
その独自の渋い味のある情緒を醸し出し、、
とても魅力的な声質です。^^
旗照夫 〜あいつ〜爪〜ペギー葉山〜男性コーラスグループ〜ダーク・ダックス〜デューク・エイセス〜ボニー・ジャックス
旗照夫さんはジャズ シンガーであり、、非常に甘く優しい、落ち着いた低音の美声が秀逸、、洒落た方で、、
デビュー当初から当時のムーディーな洋楽のヒットソングや、洋画の映画音楽などのカバー曲を多数、、情感豊かに見事に歌われていますね。^^
(アップ・テンポながら、過ぎた楽しい時期の情感があふれた「学生時代」で知られる)ペギー葉山さんの、お洒落なジャズ サウンドの優しい曲「爪」のアンサーソングで、、
爪と同じくジャズミュージシャンの平岡精二さん作詞作曲であり、、
ロマンティックで緩やかなジャジーさが、、眠気を誘うほどに優しくムーディーな旗照夫さんの曲「あいつ」
各国民謡や童謡などでの美しい繊細なハーモニーが卓越したダーク・ダックス(旗照夫さんと共に歌われています。)や、、
(ザ・ドリフターズの原曲の「いい湯だな」、淡く遥かな京都の情緒に、哀しみが優しく緩やかに描かれる「女ひとり」で知られる)デューク・エイセス、、
ボニー・ジャックスの様なコーラスグループの、、(ダーク・ダックスより、高らかさ、繊細さ、淡さが控えめで落ち着いた歌唱のイメージ)
ザ・シャデラックスの、、愁いの漂う哀感がそこはかとなく胸に染み入る「君について行こう」のヒット曲の作曲でも平岡精二さんは知られます。^^
そして、、アンチェインド・メロディー、、元はPat Booneさんの「砂に書いたラヴ・レター」(もう片面は何と朝丘雪路さん)など、、
旗照夫さんの歌唱は洋楽サウンド、ジャズ、スローでムーディーな洋楽ナンバーに非常にマッチするので、、
その癒しの美声から、旗照夫さんの作品に生まれ変わるとも言えるほどの完成度となっています。^^
村田英雄 2 〜王将〜田原坂の美少年〜
時に、ド演歌と称されたりもする、村田英雄さんの歌ですが、その浪曲由来の民謡にも対応される軽やかな歌唱法は卓越していて、、
浪曲ファンの世代にも、自然と受け入れられる歌謡曲に見事に昇華させています。^^
昨今の様に、明確に歌の分類がなかった当時は流行歌としての曲でもあり、、男女の情念を中心に歌う現代の演歌ともハッキリと区別されるハズのものだとも感じます。^^
佐藤惣之助さん古賀政男さんコンビによる歌で元々は歌手 楠木繁夫さんの歌唱として知られた
、、清水次郎長の兄弟分とされる江戸後期の侠客(侠客)、吉良仁吉(きらのにきち)に例えて、、
愁いのシットリした浪曲な情緒の漂う「人生劇場」
1962年の三國連太郎さん主演で、淡島千景さん、三田佳子さん、、平岳大さんのお父様である平幹二朗さんらと共演された同名の映画の主題歌であり、、
当時美空ひばり さんを担当された作詞家、西條八十さん作詞、、船村徹さん作曲です。
現在は通天閣の下に所縁の石碑のある、、
堺市堺区出身の棋士であり、、実際の性格は真率と言われ、晩年は非常に礼儀正しい坂田三吉の姿を、、(とはいえ、若い時は激情家だった可能性もあります。^^笑)
ドラマティックに、熱く燃える情熱を持つ、勇ましい勝負師として純和風の暖かな演歌調に描いた「王将」
途中、浪曲が歌われ、、歌い方の歴史的な技巧、、そして古の曲調の再現、、イメージの踏襲にも趣のある、、福岡市の福岡藩士に受け継がれる民謡である「黒田武士」
西南戦争の激戦を重く愁いの曲調の描写から移り、、
ややメジャー調、、儚くも浪漫溢れる、豊かで暖かな情緒で偲ぶ「田原坂の美少年」
などなど、、歴史を舞台とした村田英雄さんの歌唱の情感も、その技巧的にも繊細かつ豊かであり、その時代を偲ばせる程の深みのある渋い味わいです。^^
村田英雄 1 〜無法松の一生 度胸千両なし〜度胸千両入り〜太陽に祈ろう〜栗塚旭
村田英雄さんは、非常に重厚感と迫力のある情緒あふれた演歌調、浪曲?の歌唱をされる方で、
浮世の人生にある悲喜を歌われたり、、
そして、時には人々に勇気や活力を与える壮大な歌を細やかに、、また潔く、地に足のついたムードで穏やかに情緒深く表されます。^^
もともとは浪曲であり、その歌謡曲化をした作品であり、、(岩下俊作さんの小説作品、、「富島松五郎伝」の主人公 富島松五郎が無法松)
古賀政男さん作曲の
初版には無法松の一生と、浪曲の「度胸千両」が別々に収録となっており、、
後に一般的となる、度胸千両が途中に入るバージョンだと2番が聞けず、話しが繋がっていかないという問題もあります。^^汗
ジャッキー吉川とブルーコメッツと美空ひばり さんの「真赤な太陽」の影響が濃厚と言われた、、一人GS(グループサウンズ)、、
ながら尺八演奏と、貧しい中の故郷を想う望郷が演歌の世界と言える とてもユニークな「太陽に祈ろう」
富田常雄さん原作で、、映画自体は黒澤明監督による最初の藤田進さん主演版や、、
後々の波島進さん、加山雄三さん、竹脇無我さん三浦友和さんの主演版も有名な作品の柔道物語であり、その主役の登場人物からの、、
、、勇ましく豪快で、弱音を吐かず、耐え忍び闘い歩む人生を、、ドッシリとした演歌調で歌われた「姿三四郎」(1963年の倉丘伸太郎さん、名和宏さん、内田良平さん、、
あと、あの司馬遼太郎さん原作の新選組血風録の土方歳三役で一世を風靡された、、栗塚旭(あさひ)さんらの出演されたバージョンの主題歌となります。)
近藤竜太郎さん原作で御木本伸介さん主演の主題歌であり、、
優しく暖かな趣のある曲調ながら、悠然と柔道と人生を絡めて壮大に歌われた「柔道一代」
などなど、時代を感じさせる強く雄雄しい男性性と忍耐の格好良さを朗らかに歌われていて、
その村田英雄さん節の安心感、安定感が心地よく、聞き応え十分です。^^
笠置シズ子 2 〜ホームラン・ブギ〜セコハン娘〜買物ブギー〜情熱娘
大阪魂を持つ笠置シヅ子さんならではの、大阪下町の女性らしい快活で溌剌とした、、
やや ずうずうしさ、厚かましさ、、(つまりは庶民的な飾らなさ?)、、さえも見事に、楽しく陽気に、また大胆に飾らずに表現されています。^^
8つのチームについて、、
(虎 巨人 ロビンス 阪急 鷹 東急 中日 スターズ
、、
現 阪神 読売巨人 横浜 オリックス ソフトバンク 北海道日本ハム 中日 千葉ロッテ)を歌詞に歌う、、心から野球に盛り上がる 明るさが楽しい「ホームラン・ブギ」
大阪の都市、巷を舞台とした焦燥感が元気が良く、ユーモラスで展開の激しい「大阪ブギウギ」
陽気で底抜けに明るく弾けた歌唱で、、 掛け声と笑い声が非常にユニークな「ヘイヘイ・ブギ」
ややマイナー調のサウンドで、、迫力がある、ほぼ読み上げたり、語り掛ける様な歌唱を挟みつつ、、
ぞんざいでガラッパチなノリのバタバタさが癖になりそうにコミカルな「買物ブギー」
愁いを醸し出す、儚く切ないイメージの、重厚なサウンドと歌唱ながら、、
笑ってしまうほどのユーモラスなギャグセンスが冴えたコメディな曲「セコハン娘」
(どうやらセコハンはsecondhandの意味の模様です。^^笑)
そして、映画 脱線情熱娘 の主題歌で、、
明るく豪華なサウンド、、ユーモラスな中にも、朗らかさの情緒と、軽やかな楽しさが暖かに流れていく「情熱娘」
などなど、シリアスさとコメディエンヌとしての歌唱を一体化させたりなど、、
切り口が独特で、面白くて愉快な歌唱世界への取り組みをされています。^^
意外と隠し味のスパイス〜ナツメグ〜オレガノ
ハンバーグにはニンニクを入れると美味しいのは勿論なのですが、、
意外と知られていない隠し味としてのスパイスにナツメグがあります。^^
ハンバーグにナツメグを入れると途端に高級感が増すというのか、、より本場のドイツ??風なハンバーグに近づいた印象の味となりますよ。^^
(あとはワインと一緒にハンバーグを焼くと風味に大人な味わいがプラスされるので、絶品になります。)
またイタリア料理にはオリーブオイルやバジルも勿論、大事なのですが、、
なんとピザにはオレガノが非常にピッタリで、
日本には余り馴染みが無いながら、、
オレガノをピザにのせる事で、あ〜ら不思議、なんとも言えない、、
説明できない、、のですが、例えて言うなら、お洒落な味に早替り??して、魅惑の風味が口に広がり始めるのです。^^
もし機会がありましたら、ほんの一工夫なので是非お試しあれ。^^
南野陽子 3 〜秋のIndication〜吐息でネット。〜ガラスの海で
南野陽子さんはデビュー当初は、いわゆる淡々とした抑揚に乏しい、サウンドに、まだまだ負けていた歌唱が印象的だったのですが、、
2年後には着実に歌唱力に進化を見せてきます。
この情感の表れが、ナンノの人気の持続にも繋がっていると感じました。^^
南野陽子さんの、お得意の愁いのマイナー調からメジャー調に柔らかにうつる「秋のIndication」
恋人の心にある前の相手の事を悩みながらも、暖かく柔らかな愛を与えていく優しさの溢れた、、穏やかな爽やかさのある曲「ひとつ前の赤い糸」
女性漫画家の大和和紀(やまと わき)さん原作である同名の東映 映画からの曲であり、、(阿部寛さん、柳沢慎吾さん、、
石田純一さんの元奥様で、モデルの すみれ さんのお母様の松原千明さん、、田中健さん、野際陽子さん、丹波哲郎さんら錚々たる方々と共演され、大正時代の激動や騒動を描いたもの。)
、、非常にポップで明るいサウンドが楽しく、そしてキャッチーで、、歌詞も現代的な女性像を溌剌と等身大で描く、、ユーモラスで洒落ている「はいからさんが通る」
アイドルらしい弾む様なポップさが楽しい、、
迷いながらも気持ちを切り替えて次の恋へ向かう事を高らかに歌う「はじめの一歩」
春のカネボウのCMソング「吐息でネット。」
今は別れてしまった相手との、落ち着いた哀愁をポップに甘く優しく包み込んだ「ガラスの海で」
はいからさん、、と同じく大和和紀さん原作で、神田正輝さん、竹本孝之さんらと共演された映画 菩提樹 リンデンバウム
、、からのテーマであり、、
暖かで幸せな愛との出逢いを、淡く優しく描き出した「あなたを愛したい」
愁いを秘めた前半部から、、
後半となり大胆で激しいサウンドに切り替わり、熱い気持ち、情熱をぶつける「帰りたくない」
などなど、この辺りから、先程 述べた様に南野陽子さんの歌唱力が格段に上がり、、
驚くほどに 歌の世界観をじっくりと聴かせる、、とても豊かな歌唱となってきます。^^
藤島桓夫 1 〜破れソフトのギター流し〜初めて来た港〜さよなら港
藤島桓夫(たけお)さんは、水兵さん、水夫、船長さん、 船乗り、、
(海軍?は違いそうですかね。笑)
といった各地を転々とする船員のイメージを醸し出した マドロスの歌を歌われたイメージが強い方であり、、そういった衣装を着られていた写真も多々あります。
また初期以降は、演歌の風味の かなり強い曲調かつ 歌い方と、、やや高めな声質が特徴的です。^^
デビュー曲であり、東京への憧れ、夢を抱いた姿を歌い、、
1950年代歌謡らしい、マイナー調で焦燥感のある、、まだ真っ直ぐな歌唱をされた歌謡曲「あゝ東京へ汽車は行く」
松村又一さん作詞、遠藤実さん作曲の第1号とされる、、
軽快で明るい曲調の、寂しい浮世の現実を描く歌詞である流しの歌ながら、、
2番と3番の間のあまりの深過ぎる哀愁のマイナー調から、気を取り直したかの様に再びメジャー調に戻る情緒がいじらしい、、
若々しくテンポの良い、、藤島桓夫さんの滑らかさのある高らかな声質が冴えわたる「破れソフトのギター流し」
短期間に土地に馴染んでしまい、、
別れのやや寂しい心情のマドロスさんの姿を、和の趣で、、明るく軽快に歌うヒット曲「初めて来た港」
明るく高らかに別れを吹き飛ばす様な歌唱が冴えていて、、また船はゆく〜の語尾のシャウト気味な伸びやかさが楽しい「さよなら港」
振られた恋にしんみりと悲しい姿、、マイナー調の演歌調で打ちのめされている姿を歌い、、また東北の方言が切ない情緒を緩やかに醸し出す「お月さん今晩は」
などなど、、その鼻から抜ける様な、やや高めの声質の細やかな叙情感は、、
様々な人生を送られた当時の人の心の奥深くに痛切に響くものだった事は想像に難くありません。^^
南野陽子 2 〜楽園のDoor〜エイプリル・フール〜ひとりっきりの夏は
南野陽子さんは、その落ち着いた、色のあまり付いていない控えめな歌唱と、、
サウンドの豪華さ、華やかさを駆使されて、歌の完成度を勝負しています。^^
その可憐な雰囲気のある可愛いさもあり、、楽曲「話しかけたかった」以降に、、更なるヒット曲を連発されて、人気アイドルの地位を不動なものにしていきますね。^^
静かけさのある、優しいマイナー調の曲で、そっと恋の駆け引きに出てしまう「接近(アプローチ)」
弾む様にメジャーな明るい曲調で、、まだ思い残りのある輝いていた恋を優しく歌う「せいいっぱいの想い出」
浅香唯さんらと共演された東映の映画版のスケバン刑事 の主題歌であり、、
来生たかお さん作曲らしい淡い儚さが立ち込め、、緊迫感の哀愁が漂うロック サウンドが切ない「楽園のDoor」
重厚さのあるロックなドラマティックさで、哀感の余韻が神秘性とともに重く残る「夜の東側」
非常に緩やかなポップさのある、、アイドルらしく明るく弾むサウンドながら、叶わなかった恋を描く「話しかけたかった」
優しく柔らかに、もう戻れない恋の寂しさを、暖かく爽やかな曲調で、しっとりと歌われた「エイプリル・フール」
ミステリアスで神秘性と愁いのあるサウンドで、、密やかな愛の強さ深さを 静かに描く「パンドラの恋人」
パンドラの恋人と同じく、亀井登志夫さん作曲で、、
明るく 煌めいていた想い出を、そっと淡い情緒で遥かに、センチメンタルに、、静かなメジャー調で懐かしむ、、
間に台詞が挟まれ、途切れながら音が繋がれつつ、歌唱の声が徐々に高くなっていくリズムが軽快でユニークであり、、
また、心が離れ離れの状況に 終止符をうつ様を 、、過去の出来事を順を追って、逆に説明する珍しさのある「ひとりっきりの夏は」
などなど、、洒落たサウンドに、更なるユニークさの光る個性を歌詞にも つけて、、
場合によっては、淡々と聞こえてしまう可能性のある南野陽子さんの曲に、決して飽きさせない趣を添えています。^^
笠置シズ子 1 〜ラッパと娘〜東京ブギウギ〜銀座カンカン娘
笠置シヅ子さんは、戦前から戦後に掛けて、大胆で激しく陽気なキレのあるダンスと、歌で 一世を風靡した方で、、
異国風の豪華なインストルメンタルなサウンドを味方につけた、、
高い声質での、ガラッパチ風?な、この上なく軽快な歌唱と、非常に細かなビブラートは心地良いものです。
戦後も美空ひばり さんが現れる辺りまでは、、そのままの変わらぬ勢いで、ブギの女王として、華々しく活躍されています。^^
1939年暮れの発売の、、
トランペットの退廃的なメロディが、たいへん歯切れの良い アップテンポで流れる様にリズミカルなハミング?と高らかな歌唱とともに流れていく「ラッパと娘」
戦後の映画であり、往年の 横山エンタツさん、花菱アチャコさんらと共演された 浮き世も天国 のテーマ曲で、、
南方歌謡らしい、陽気で明るい曲であり、、合いの手が楽しい「アイレ可愛いや」
並木路子さん(と霧島昇さん)歌唱の「リンゴの唄」と並び戦後の代表曲とされる、、
鈴木勝さん、服部良一さんコンビによる、、元々は池部良さん、若山セツ子さん主演の映画 春の饗宴 の劇中歌で、、
底抜けに明るいブギのリズムと歌唱、、そして踊りが心を捉える「東京ブギウギ」
黒澤明監督作品の、、木暮実千代さん、三船敏郎さんらと共演された映画 酔いどれ天使 にて歌唱された、、
女豹(牝豹)に扮して、迫力をもって吠える姿と、間に差挟まれる 愉快な合いの手など、、歌詞がコミカルで記憶に残り面白い「ジャングル・ブギー」
あと、銀座カンカン娘について、、
高峰秀子さん、灰田勝彦さん、浦辺粂子さん、岸井明さんらと共演された映画 銀座カンカン娘
の同名のテーマ曲であり、、佐伯孝夫さん、服部良一さんコンビ作品を 高峰秀子さんが歌われ大ヒットした、、
楽しくユーモラスな曲調の「銀座カンカン娘」を劇中では岸井明さん、笠置シズ子さん、高峰秀子さんら三人で歌われています。
(4番の歌詞にカルピス飲んで〜とカルピスが出てくるため、、実は4番は あまり聴く機会がなかったりします。)
など、、戦後すぐに いち早く、、当時 心に影をさしていた人々の心に癒しと楽しみ、娯楽を提供した、、
ふるる冷麺〜ビビン冷麺〜農心
農心から 出ているビビン麺が非常に美味しくて、夏は特に週に2回くらいは食べていました。^^
近所のダイコク ドラッグや、業務スーパーで時々、安売りをしていて、つい買い漁ってしまいます。
あと農心は辛ラーメンで知られていますね。
辛ラーメンと言えば、、かなりの辛さ と旨味のある美味しさで有名です。
旨辛と言うのか、クセになる刺激が堪りません。私には全く飽きない味です。^^
そして、このビビン麺は上にキュウリ、トマト、ナス、キムチ、チャーシュー、ゆで卵、、
後は別に炒めた焼肉(やや甘い味付けなら特に辛さに合います。^^)
などを上に乗せると、更なる豪勢な一品となります。満足できますよ〜。
農心の ふるる冷麺のビビン麺では無い通常版?の方も、、
スープに程よい酸味が効いていて、焼肉屋さんで出てくる冷麺の味なので、お好きな方も多いと思います。^^
食べ過ぎると刺激物なのもあり、身体に悪いかも知れないので、それは是非、くれぐれも、お気をつけましょう!^^汗
美空ひばり 2 〜橋のたもとで〜夜霧ふたたび〜あきれたブギー
美空ひばり さんは子ども時代の方が歌が上手かったと時折いわれる通り、、
すでに完成された歌唱は、言われないと判らない程に大人の様であり、恐るべき才能に満ち満ちています。
(しかも、凡ゆる曲調や歌い方に対応可能です。)
また映画やレコードのリリースの早さが凄まじく、レコードは ほぼ一月おきに発表され、その歌詞や音楽の世界観も毎回、全く異なる時もあり、、
未だ未だ12歳〜13歳の子ども であった美空ひばり さんが 過密スケジュールを問題なく こなせたのも割とビックリですね。^^
松島詩子さんのマロニエの木陰の様なタンゴ調のモダンさが洒落ていて、情緒を大人の様に自然と淡い愁いさえ歌いこなされている「白百合の歌」
大人の様に、人生の儚さを モダンな曲調の中、、
流れる様なテンポのよい滑らかさのある歌唱とともに、哀愁をしんみりと まとう「橋のたもとで」
淡々とした軽快な明るさに、もう戻らない現実の虚しさの胸に迫る「涙の紅バラ」
歌詞に英語を挟みながら、、とても子どもらしい屈託ない、真っ直ぐな歌唱で晴れやか、かつ軽やかに弾む楽しい曲「私のボーイフレンド」
たいへん静かな重苦しいマイナー調で、寄る辺ない歌詞の世界に、繊細に歌唱が表現された「夜霧ふたたび」
やや開けっぴろげな描写もありつつ、男と女をコミカルにユーモラスに歌い、、
ビブラートの細かさも秀逸で、、モダンなブギー調が微笑ましく楽しい「あきれたブギ」
銀座をブラブラする事をブギー調で描き、、銀座マニアという現代の様な言葉が既に歌詞に登場していて、、
ノリの良いリズムながら、、落ち着いた剽軽さがユニークな曲であり、、かなりの低音と高音を巧みに披露している、1951年で弱冠13歳の美空ひばり さんの「銀ブラ娘」
などなど、卓越したビブラート技術を12歳〜13歳で もう会得しているなど、天才ぶりを発揮されています。
また歌詞が大人の人生世界を歌うものが多くても、、歌唱に不自然さがなく、、
難なく上手く ついて行っているのも まさに信じられない程のものですね。^^
三橋美智也 2 〜星屑の町〜また来るよ〜ご機嫌さんよ達者かね
三橋美智也さんは、、男性歌手ではNo. 1とされ、、戦後を代表する人々の心を捉えて離さなかった名歌手であり、、
浪曲、民謡由来の非常に細かな、また伸びやかな発声を自由自在に 、変幻自在にコントロールされた歌唱は素晴らしいものです。^^
繊細で 優しく声が揺れる様な なだらかな歌唱と、細やかな民謡調の抑揚が、、明るく優しい幻想的な曲に、高らかに響く「星屑の町」
便りの来ない幼馴染の事を、マイナー調の哀愁の悲しみで、シットリ想い出している演歌調の「リンゴ村から」
深い愁いの流れる曲調で、故郷の相手への募るばかりの強い気持ちを描写する「リンゴ花咲く故郷へ」
どう足掻いても叶わぬ悲恋の別れを、重苦しい哀感の情緒の中に歌う「流れ星だよ」
明るく軽快に、男性側が 調子よく相手を待つ様に 言いくるめた歌詞が剽軽で微笑ましく楽しい「また来るよ」
優しく暖かな曲調で、離れた故郷からの便りを描く郷愁の柔らかさが醸し出される「ご機嫌さんよ達者かね」
などなど、三橋美智也さんは人の奥深い心情の悲喜を柔軟に柔らかに歌い上げる繊細さを持ち、、
浪曲、民謡で培われた豊かで卓越された情緒に感銘を受けます。^^
山口百恵 9 〜絶体絶命〜いい日旅立ち
山口百恵さんは歌を離れると天真爛漫で無邪気な表情と明るいトークを見せているのですが、
歌や演技となると瞳と雰囲気、顔の表情に、深く深淵な翳りを見せます。
引退直前のラジオでも、話し方に翳りを見せて、引退の決意を真剣に語っていますね。
まだ20歳にして、酸いも甘いも噛み分けた、成熟した大人な印象でした。
その影の部分が山口百恵さんにより深みを添えているような気がしてなりません。^^
メルヘンな宇宙と銀河、正座をモチーフにして、幸せな恋をメジャー調に歌う「乙女座 宮」
マイナー調に、技巧的に繊細な表現で、、
何か不穏な恋の終わりが頭の中を過ぎりながら過ごす姿を描いた「視線上のアリア」
非常に強気な女性の、相手の態度への怒り、それでも相手を知るが故にほっとけない母性を、強烈なパンチとロックなインストルメンタルさで伝える「プレイバックPart2」
相手の気持ちを哀愁が深く迫る曲調の中で、試してしまう切なさの「賭け」
阿木燿子さんらしい女性的な歌詞と、、極めて宇崎竜童さんらしいロッカーなパンチとど迫力のサウンドの織りなす異色な曲ながら、その三角関係の世界と 女性の強さを見事に演じ切られた「絶体絶命」
深まる秋の哀感のドラマティックさがあり、、相手のいる落ち葉の里に戻れない事を愁う「落葉の里」
谷村新司さん作詞作曲の大ヒット曲であり、、
全てを亡くした女性が想い出とともに旅立ちを決意する、、悲痛さ哀切さがシットリと漂う「いい日旅立ち」
ドラマ 人はそれをスキャンダルという の主題歌であり、、川口真さん作曲の、、
マイナー調のサウンドで、、抽象的に秋の哀しみを劇的に激しく描いた「スキャンダル(愛の日々)」